義務化が進む自転車保険とは?加入する前に確認してほしいこと、すでに加入している可能性も。

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自転車保険の義務化が進み、自転車を利用している人は「自転車保険に入らなきゃ」と思い、

ネット検索で

・おすすめ自転車保険

・コンビニ自転車保険

・自転車保険義務化

などと検索していませんか。

「ちょっとまってください」加入することはいいですが、そもそも自転車保険ってどんな保険か知っていますか?

ザックリは理解していると思いますが、詳しいことを聞かれると「?」なりますよね。

実は保険会社に「自転車保険」という保険商品はありません。

「自転車保険」とはマクドナルドで言うバーガーとポテトのセットメニューと同じ、2種類の保険がセットになった商品です。

なので、どちらかの保険に単体で加入することもできます。

そして、義務化している部分はポテトの部分、「個人賠償責任保険」という保険商品になります。

「じゃあ、個人賠償責任保険だけ入ればいいのでは?」と思うじゃないですか、確かに言うとうりです。

でも、これには色んな絡みがあるんです、マクドのバーガーだけでは物足りないと一緒です。

ポテトやナゲットもおすすめされて食べたくなるんです。

今回は大昔しに保険代理店資格を取って、今では素人同然のちょっと保険が分かる僕が「自転車保険」を解体して説明していきます。

なんで、そんな解体なんてことするか?というと、「保険って使わないと損」だからです。

このことを頭に入れてこの記事を読んでみてください。

「自転車保険」と聞くと自転車事故だけの補償と思われがちですが、「自転車保険」とは、自転車に向いているセット商品」ということ。

自転車事故以外の多様な場面で補償を受けることが出来ます。

他にも保険には色んなセット商品があります。

たとえば「火災保険」は家財や地震保険がセットになってる保険です。

家の火災だけと思いがちですが「空き巣に入られ、パソコンやバッグを盗まれた」「外から飛んできたボールでノートパソコンが壊れた」なども補償の対象になります。

こんなふうに保険は多彩な場面で利用でき、自分にあった保険に加入することで幅広く利用することが出来ます。

そして保険は、ただ加入するだけでなく利用することで価値があるとということです。

この記事を読むことで、自転車保険を理解して自分にあった保険を見つけることができます。

少し長くなりますが最後まで読んでみてください。

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自転車保険とは、

まず、自転車保険は自転車自体に掛ける保険ではなく、自転車に乗る人に掛ける保険ということをご理解してください。

そして「自転車保険」ですが、正確には「自転車保険」という保険はなく「自転車保険」として販売しているのは、一般的に個人賠償責任保険傷害保険がセットになっている保険商品です。

個人賠償責任保険とは、日常で起こり得る万が一の事故やトラブルによって法律上の損害賠償責任を負ったときに、損害を補償する保険です。

自転車事故以外にも、「買い物で店の商品を壊した」「飼い犬が人を噛んでケガをさせた」など日常生活で他人にケガをさせてしまった場合や他人の物を壊してしまった場合などに適応される保険です。

傷害保険は自転車事故や自転車事故以外の交通事故により自分がケガや後遺症になった場合に適応される保険です。

つまり、個人賠償責任保険は相手への保険、傷害保険は自分への保険ということ。

そして、条例で自転車保険の義務化をしているのは、他人への補償「個人賠償責任保険」の部分です。

自分への補償となる「損害保険」については義務化は行っておりません。

なので、「法令違反にならなければいい」のであれば個人賠償責任保険のみ加入すればいいことになります。

と言っても、自分のケガも補償してほしいですよね。

一般的な自転車保険について解体して説明します

ここまでで自転車保険とは2つの保険のセットということが理解できたと思います。

この後の補償内容に入る前に一般的な自転車保険について理解をしておいてもらえると、この後の補償内容が分かりやすいので解説しておきます。

例としてセブンイレブンの自転車保険(三井住友海上保険)を解体してみます。

プラン・料金

補償開始日
プラン・保険料1人様プラン3220円/年
ご夫婦プラン3980円/年
ご家族プラン5890円/年
補償内容・保険金額賠償事故の補償日常生活賠償保険金最高3億円
ご自身のケガの補償傷害死亡保険金1000万円
傷害後遺障害保険金1000万円
傷害入院保険金8000円/日
傷害手術保険金入院中8万円・入院中以外4万円
参照:セブンイレブンサイト

ざっくり、こんな内容になります。

支払いは年払いですが月換算で268円から加入できますというセットプランになります。

まず、個人損害賠償は日常生活賠償金の部分になり、傷害保険の部分がご自身のケガの補償の部分になります。

補償金額については保険会社が「こんなもんだろ」と独自に設定したもの、プランについては個人賠償責任はこの後説明しますが対象範囲が固定となりますので、ご自身のケガの対象範囲のプランになります。

これはセットプランなので補償内容の変更はできませんが、それぞれ単体で加入すれば補償内容の変更ができるということになります。

個人賠償責任保険と傷害保険の補償について、掘り下げて解説します。

・個人賠償責任

個人賠償責任保険とは、1世帯の1人が加入すれば、その家族全員を保障する保険です。

ここ重要です、個人賠償責任は自動車保険や火災保険などに特約として加入できて、1世帯の1人が加入すれば、その家族全員を保障する保険なので重複して加入していることが多い保険です。

補償の対象になるのは、契約者本人および同居している親族、別居の未婚の子(仕送りしている学生など)です。

たとえば、お父さんが火災保険に個人賠償責任保険特約を付けていると、お母さんや子供も被保険者となり補償を受けることができます。

また、子供に関してはアパート暮らしをして仕送りを受けている学生の子供も対象になり、その子供が暮らしている賃貸アパートの家財保険の個人賠償責任の部分についても補償範囲となり加入する必要がなくなります。

なので、家族の1人が個人賠償責任に加入していれば、自転車保険の個人賠償責任には加入する必要がなくなります。

条例で義務化をしているのは、他人への補償「個人賠償責任保険」の部分なので、

自転車保険に加入しなくても他人にケガを負わせたことに対して補償が受けられるので法令違反にはなりまません。

ただし、自分のケガに対しては補償されないので、補償を受けたいのであれば別に傷害保険には加入する必要がありますということになります。

・傷害保険

次に傷害保険ですが、事故の日から180日以内に、そのケガを原因とする死亡・後遺症・手術・入院・通院を補償する保険で、他の保険と重複して支払われます。

また、傷害保険には普通傷害・家族傷害・交通事故傷害・海外や国内旅行傷害・積み立て型傷害保険などがあります。

自転車保険の傷害補償部分はこの中の交通事故傷害保険になります。

自転車事故だけでなく交通かかわる事故の補償が受けられます。

・交通事故によるケガ

・交通乗用車(エスカレーターやエレベーターを含む)に乗っている時のケガ

・駅の改札を入って出るまでのケガ

なども補償の対象になります。

また、傷害保険は個人賠償責任とは違い、個人や家族など補償範囲を選ぶことができます。

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加入前にチェックしておきたいポイント

ここまでで自転車保険について、ざっくりとは思いますが理解できましたでしょうか。

ここでは掛け金を押さえるためにも、自分にとって不要な部分や必要な部分の整理をチェックポイントをまとめてみました。

まずは重複加入!

個人賠償責任保険は負担金額が少ないことから自動車保険や火災保険、クレジットカードに特約として加入でき、家族の中の1人が加入していれば補償を受けられる保険です。

たとえ重複して加入していても、賠償金は重複して支払われません。

今、家族全員の加入している保険やクレジットカードなどを確認してみましょう。

保証金の上限

自転車保険というセットの保険ではなく、個別に加入することで自分にあった補償金額に設定することができます。

万が一の時に役に立たない保険など、入っても意味がありません。

自分にとって十分な補償額か多すぎないかを見直すことも掛け金の節約にもつながります。

サービス内容

保険会社によって特約や提供するサービスは大きく異なります。

近年、賠償金が高額になるに傾向があり、「示談交渉サービス」を提供する保険会社が増えています。

いざトラブルになるとお互い感情的になったり、周りからの影響などで公平な交渉進まず、示談交渉が長引くこともあります。

公平で迅速な交渉を進めるためにも、「示談交渉サービス」は大切な特約と言えます。

また、「示談交渉サービス」の条件などは保険会社によって細かく異なります。

サービスの有無だけでなく具体的なサービス内容も確認しましょう。

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まずは、プロに相談することをおすすめします

ここまでで「じゃあ、自転車保険の比較や各保険会社のサービスなどについて検索しなきゃ」とおもいますよね。

でも、保険には多種多様の保険商品がありネットでよく見かけるのが、

・おすすめ自転車保険

・比較サイト

・お得な自転車保険とは

などのサイト。

でも、何度も言うようですが

「本当にそれが自分に向いている保険?」。

「万が一の時に大丈夫と言えますか?」。

僕はファイナンシャルプランナーに相談することをおすすめします。

ぶっちゃけ相談する場所は「保険のもこみち」でも有名な店舗でも、どこでもいいと思います。

今回は僕が普段お世話になっていて、いつも助けてもらってるので紹介します。

それが「保険マッチングネット」です

はんぞろ
はんぞろ

ここでちょっと長くなりますが、僕の体験談をお話しします。

きっかけは知人の一言からです。

ある日、子供が家内でパソコンを落として壊してしましました。

数日後、知人に話すと「家財保険で確か補償してくれるよ」と。

「えー、まじ」。

早速保険会社に電話を、、、

すると「OK」とのこと、簡単な書類と修理見積書、写真を同封して送ったところ補償金を受け取ることが出来ました。

それ後ファイナンシャルプランナーに相談して保険を見直ししました。

そして、「何かあったら、とりあえず事故受付けセンターに電話してください」ということなので、「水道の凍結でパンク」「子供が外でデジカメを壊した」「自転車が盗まれた」など、なんでもその都度電話しました。

そして、その都度助すけられました。

もちろん、補償対象外になることもあります。

でも、相談は無料だし聞いて損はないじゃないですか。

最近では、別居の娘が賃貸アパートの契約更新でアパートの火災保険も更新に。

「ちょっとこれ高くない?」と思い、ファイナンシャルプランナーに相談すると、、、、

・「個人賠償責任2億円」という補償部分は僕が個人賠償責任に加入しているので入らなくいい

・家財補償の部分もこんなに高くなくてもいいのではないか

というアドバイスをいただき、22,450円の保険料が14,350円に押さえることができ、早速契約させていただきました。

本当にいつも助けてもらってます。

こんな使い方が出来るもの、ファイナンシャルプランナーに相談して特約や必要な保険に加入していたからです。

ちなみに、自宅の敷地内で自転車を盗難されると、家財保険の適応範囲になります。

保険商品は多種多様の商品があり、自分にあった補償を見つけるこは大変な作業です。

また、月々数百円の自転車保険と軽く見ないで、

・自分をしっかりとサポートしてくれる保険にはいること

・その補償を理解して目一杯利用すること

これが結果的に、「いい保険」「自分にあってる損のない保険」と言えるのではないでしょうか。

是非一度、気軽にファイナンシャルプランナーに相談してみてください。

・オンラインも直接話しをすることもOK

・もちろん、相談のみで加入しなくてもOK

・現在加入している保険の見直しも相談に乗ってもらえます

また契約になっても、すべてオンラインで対応してもらえます。

一度、相談してみてください。

それから決めてもいいと思いますよ。

絶対に自分にプラスになる情報が聞けます。

参考サイト 

保険マッチングネット公式サイト

無料保険相談FPのマッチングサイト【保険マッチングネット】

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コンビニ自転車保険、加入できない補償

簡単に加入することができるコンビニ大手3社(ファミマ、セブン、ローソン)の自転車保険。

実は加入できない4つの補償があります。

また、保険について店頭にある小さなパンフレットの解説のみで、詳細な補償範囲や事故報告のやり方についても解説がありません。

詳しいことは別記事で解説しているので、興味がある方は参考にしてください。

参考記事

[徹底比較] コンビニ自転車保険、デメリットは加入できない4つの補償
コンビニで24時間365日いつでも簡単に加入できるようになった自転車保険。 いつでも簡単に加入できる反面、本来であれば保険販売員からの説明が受けられる補償内容や補償範囲などを自分で調べないとならないデメリットもあります。 また、こんな疑問を...
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自転車保険のQ&A

加入義務化の地域は?

出典:ローソン保険https://www.lawson.co.jp/service/hoken_s/hoken_bicycle/

自転車保険の加入義務化ではない地域に住んでいても、義務化の地域で自転車に乗る場合は、

加入しなければならない場合があるので注意が必要です。

自転車事故による過去の高額賠償請求の事例は?

出典:ローソンhttps://www.lawson.co.jp/service/hoken_s/hoken_bicycle/

過去には、上記のように高額賠償を請求された事例もあり、加入していなければ一生をかけて支払わなければならない事になりかねません。

自転車保険に加入する際は、「個人賠償責任保険」の補償額が1~2億円以上の保険に加入するとよいでしょう。

加入している保険を確認って、どういうこと?

「自転車保険とは」でも説明したとうり、条例で義務化をしているのは「個人賠償責任保険」の部分です。

「個人賠償責任保険」は、自動車保険や火災保険または傷害保険に特約として加入できる保険です。

現在、自動車保険などに加入している方は、特約で加入していないか契約内容を確認しましょう。

TSマークってよく聞くけど、保険と何の関係があるの?

TSマークとは、自転車安全整備士が点検した自転車で、自転車に貼られているシールによって確認することが出来ます。

出典:日本交通管理技術協会https://www.tmt.or.jp/safety/index2.html

シールは2種類あり、傷害保険と賠償責任保険が付いていて、それぞれ補償内容が異なります。

詳しくは日本交通管理技術協会のサイトをご覧ください。

自転車ロードサービスに付帯して加入出来る「賠償責任保険」どんな保険?

自転車のロードサービスは、基本的に自転車が自走できない状態となったとき、こちらが指定する場所まで無料で運んでくれるサービスです。

出典:au損保「自転車ロードサービスに関する調査」https://kyodonewsprwire.jp/release/202101250121/

2021年1月にau損保が発表した「自転車ロードサービスに関する調査」では、利用者は増加傾向にある保険です。

外出先での自転車の故障に対しての備えもしておくと安心ですよね。

詳しい内容やお申込みはこちら

自転車保険ZuttoRide CycleCall

自転車保険は加入しないと罰則になるの?

自転車保険を義務化している地域において、加入していなくても罰則などはありません

しかし、条例違反にはなります。

ですので、「学校への自転車通学が認められない」ことや「会社への自転車通勤が認められない」などの場合があります。

自転車保険は、自転車事故で高額賠償請求されたときの備えです。

万が一の場合に備えて、加入することをおすすめします。

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まとめ

今回は自転車保険ついて解体して説明してみました。

保険でよく聞く話しが

・どんな時に補償金がもらえるか知らない

・「こんなことでは補償対象外でしょう」と決めつける

・保険ってよく分からないけど、とりあえず入ってる

・そもそも保険に加入していることを忘れている

これでは入った意味がないですよね。

保険はしっかりと説明を聞き、自分にあった補償を付けて、目一杯活用することで損のない保険契約と言えるのではないでしょうか。

ただ単にコスパのいい保険にお守り代わりに加入しただけでは、もったいないと思います。

今一度、検討してみてください。

長くなりましたが、お付き合いありがとうございました。

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