先日、軽自動車を運転していると、なんとなくマフラーの音がうるさい?
排気漏れ?
家に帰って見てみると、真ん中の触媒らしき箇所から音がするので良く見ると、腐食して穴が開いている。
どうするか考えましたが、とりあえず自分でなんとか修理するかと。
前にマフラー用パテで補修した時は全然穴がふさがらず、結局マフラーを交換した経験があった為、
今回は、マフラー補習用アルミテープで補修することにしました。
自分は、自動車関係で14年ぐらい仕事をした経験がある、モビリティー好きでモビリティーブログを運営している「とりあえず何でも自分でやってみる」のチャレンジ精神いっぱいの男です。
自動車関係経験者ですが営業が主な仕事でしたので、修理経験はありません。
ただ、いつも見ていたので、何となくやり方は分かります。
先日も自動車のブーツ交換を自分でやってみました。
もし良かったら、見てください。
そして、今回はマフラー修理にチャレンジしました。
マフラー補修作業
今回使った材料
サンドペーパー | マフラー修理用アルミテープ |
塗料用シンナー | ステンレス結束バンド |
アルミテープは耐熱温度の違いがあり、今回補修したい部分はセンター触媒部分なので耐熱温度310度のアルミテープを購入しました。
また、ステンレス結束バンドを使った理由は、アルミテープが剥がれてしまうので近くの自動車修理工場で聞いたところ、「アルミテープは剥がれるから針金で止める」ということなので、針金は見ためが悪いのでステンレス結束バンドを使いました。
塗料用シンナーとサンドペーパーはホームセンターで購入することに。
今回の作業は、ソフト99メーカーさんの動画を見て作業することにしました。
作業に入る前に結論から言いますと、失敗を繰り返し3回目にしてなんとか成功。
この動画の説明では、補修部分に直接アルミテープを貼るか、穴が大きい場合はパテの上にアルミテープを貼るということですが、動画の補修穴はどちらも同じ大きさでどの程度の穴からパテが必要なのか分かりませんでした。
今回補修する穴の大きさは小指程度なので、アルミテープのみの補修をすることにしました。
- 補修作業1回目
まず、補修する穴を確認したところ、腐食による小指程度の穴が2ヵ所開いていたので、穴をほじる感じでサンドペーパーをかけた後、汚れを落とす感じで全体的にペーパーをかけてエタノールで脱脂しました。
15cmぐらい切ったアルミテープを3枚重ねるように貼り、作業終了。
いざ、試乗!
乗り出して5kmほど走った時、大きな排気音が、、、
確認するとアルミテープが剥がれていました。
- 補修作業2回目
今度はアルミテープを1週巻きつけることに。
再度エタノールで拭き、アルミテープを重ねながら3枚1週巻きつけてみました。
再度、試乗!
結果は、坂道でアクセルを踏み込んだらアルミペープが破れてしまいました。
- 補修作業3回目
2度の失敗から穴の部分にアルミテープを3枚重ねした上から1週アルミテープを貼る。
さらに剥がれないようにステンレス結束バンドで固定。
結果は修理から3ヶ月以上経ち、坂道や高速走行していますが問題なく、アルミテープが熱で変色していますが排気漏れはしていません。
亀裂と腐食の違い
- 腐食
腐食によってマフラーに穴が開いた場合は、穴があいた部分だけでなく全体的に腐食が進んでいると考えていいので、アルミテープなどで補修しても早めの交換を検討しましょう。
- 亀裂
亀裂場合は、その部分だけ補修すれば問題は無いと思います。
ただし、アルミテープやパテなどで補修するのではなく、溶接などでしっかりと修理することをすすめます。
アルミテープやパテでの補修は、一時的な応急処置と考えた方が良いと思います。
- 溶接の費用
溶接費用は、一般的に小指程度であれば4000円前後、大きくなると7000円を超える場合もあります。
その他、溶接作業をするのにマフラーを外す必要があると脱着に5000円程度、別作業が必要であればその分費用が加算されます。
マフラーの溶接はどこで対応してくれるの?
基本的に溶接機が置いてある修理工場やディーラーなどで対応してもらえます。
おすすめは自動車板金工場です、板金工場は日頃から板金修理で溶接作業をしてますので、しっかりと綺麗に仕上がります。溶接は、溶接の仕方で耐久性が違いますし、見た目も綺麗です。
車検はどうなの?
今回のようなアルミテープの補修でも車検を通ります。
自動車車検は、車検時に検査する項目が決まっています。
車検は自動車に保管してある車検証や説明書と一緒になっているメンテナスノートに記録するようになっています。
メンテナスノートは、保証書も一緒になっていてオイル交換や修理など、自動車に関するすべての修理や作業を記録するようになっています。
このメンテナスノートの中に24か月定期点検整備記録というページがあり、車検時のチェック項目が記載されています。この中に上記赤枠のように「エキゾースト・マフラ・パイプ」という項目があります。
チェック項目は3つ
・取付の緩み、破損
・マフラーの機能
・断熱板の緩み、破損
この中のマフラーの機能という項目がマフラーを修理した場合に関係してきます。
マフラーの機能とは、排気漏れや排気音漏れなどが無く、マフラーとしての機能を果たしているか?ということです。
なので補修してあっても、排気漏れや排気音漏れがなければ車検は合格します。
ただし、触媒の中が腐食していて排ガス濃度が規定値内でない場合は車検を通ることは出来ません。
まとめ
自動車の修理は、何の修理にしても比較的高額になり痛い出費ですよね。
マフラーにおいては、新品交換だと5万円~と泣けてくる金額です。
今回のようなアルミテープやパテなどの補修は、修理金額が安く済みますが耐久性に問題があります。
ソフト99の公式サイトにも、「アルミテープやパテの補修は一時的な補修と考えてください」と記載があります。
特に腐食によって穴が開いた場合、全体的に腐食していると考えていいので他の部分が破損する確率が高いです。
早めの交換を検討しましょう。
また、新品では費用がかかりすぎるという人は、リビルト品や中古品などに交換すると費用を押さえることが出来ます、修理工場やディーラーに相談してみましょう。
僕は検証の為、今回補修したアルミテープのまましばらく使用して、結果をみなさんにお伝えできればと思っています。
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