電動アシスト自転車の販売台数は2022年の電動アシスト車の国内販売数は79・5万台と、初めて一般の自転車(69・7万台)を上回った。
その中で、盗難事件も増加傾向にあります。
電動アシスト自転車は、統計では自転車本体を盗まれるケースは低い事が分かっています。
理由としては「重い」「鍵が壊しにくい」「乗り捨てる目的に合わない」などからです。
一方、バッテリーの盗難は増加傾向で、令和5年中に都内でのバッテリー盗難事案は、認知されている件数だけでも11月末で364件で、前年同月と比較して大幅に増加しています。
バッテリーは消耗品で3~4年ぐらいで交換となる為、中古でも高額で売買され転売目的で盗む事件が最も多いようです。
そして、バッテリーを盗難されるケースで多いのが「カギのかけ忘れ」。
駐輪する時や自宅に帰った時に「うっかりカギをかけ忘れた」という時にバッテリーを盗まれるケースです。
誰でも「うっかりすること」ありますよね。
この記事ではバッテリーの盗難防止方法を解説し、おすすめのバッテリーロックも紹介します。
バッテリーは新品で3~4万円する高価な物、盗まれて後悔する前に盗難対策をするお手伝いが出来ると良いと思っています。
盗難の現状
バッテリーの盗難場所は路上や駐輪場が一番多く、次いで4階以上のマンション、一軒家の順のようです。
また、盗まれる際の施錠状況と被害場所との関係のデーターでは、
・路上や駐輪場はカギを付けっぱなしで盗まれるケースが多い
・中高層住宅(4階建て以上)ではカギを掛けておいても被害にあう
・一軒家ではカギをつけっぱなしで盗まれるケースが多い
という結果が出ています。
あるニュースの映像では、駐輪場に停めてあった電動自転車のバッテリーを30秒たらずで持ち去る映像、自宅前ではわずか4秒で盗む衝撃映像がありました。
まずは各メーカー用のバッテリーロック
✅パナソニック用バッテリーロック
パナソニック製「ミニU字ロック」はこちら
✅ブリヂストン用バッテリーロック
ブリヂストン製「エブリロック」はこちら
✅ヤマハPAS用バッテリーロック
サギサカ製「電動自転車バッテリーロックキー式」はこちら
盗難対策方法は?
すべての自転車が義務付けられている自転車の防犯登録。
この防犯登録、自転車本体は防犯登録をしてありますがバッテリーは防犯登録することができません。
結果、盗まれて転売されても残念ながらわからないのが現状です。
大切なバッテリーを守るにも盗難対策はしっかりしましょう。
数分でもカギをかける習慣を付けよう
最も多い駐輪中の盗難、電動アシスト自転車の大半はサークルロックとバッテリーロックが同じカギなので、路上や駐輪場でサークルロックをしないで自転車を離れてしまうことで、カギを使いバッテリーを盗まれてしまうケースが多いようです。
サークルロックは、自転車から離れる際は必ずロックするように心掛けましょう。
防犯アラーム
取り付けは簡単、結束バンドや両面テープで付けるだけ。
使い方は自動車のカギのようにリモコンでセット、解除をするだけ。
自転車に触れると段階的に113dB(自動車のクラクション)のアラーム音で知らせるので、防犯効果が高い
ちょっと自転車から離れる時カギをかけるのが面倒という時などにボタンを押すだけなので便利。
自動車のクラクション程度の音なのでコンビニなどに入っても聞こえます。
種類は違いますが私も使っています、ちょっと離れる時に便利。
振動で作動しますので風や物がぶつかって今のところ誤作動したことはありませんが、長時間駐輪場や家で使用する場合は、作動した時や誤作動した時の対応を考えて使う必要があります。
二重ロック
バッテリーは付いているカギとは別に、もう一つカギを付ける二重ロックをおすすめします。
これにより駐輪の際にサークルロックを忘れてしまった時の盗難の対策にもなります。
自転車のカギとバッテリーロックのカギは別々にしておきましょう。
万が一、カギを付けっぱなしにした時にバッテリーロックのカギも付いていては、開錠して盗まれてしまいます。
カギ式
・カギ式ワイヤーロック
・多くの会社から販売されているスタンダートモデルとも言えるバッテリーロック。
・カラーも豊富、スリムで邪魔にならない上に使いやすいのが特徴。
・サギサカ
・キャプテンスタック(アマゾン限定)
・ブリヂストン
・U字ロック
・太くて軽い素材でできているので軽さと丈夫さを両立。
・車体を傷つけないようカバーが付いているので安心。
・棒の部分が外れるので、取付が簡単。
・パナソニック
・Sportneer
ダイヤルロック式
・番号を自分で設定出来るので、番号を覚えやすい。
・ダイヤル式なので、カギを忘れて外せないなどのトラブルにならない。
・バッテリー以外の車体やヘルメットのロックにも使いやすい。
・ダイヤル部分が太いので、バッテリーに取付られるかを注意が必要。
・J&C
・ユーラック
バンド・ダイヤル式
・見た目をスッキリしたい人におすすめ、バッテリーを縛って固定。
・ダイヤル式なので、カギを忘れて外せないなどのトラブルにならない。
・川住製作所
・OTTOLOCK
自宅での防犯対策
自宅で保管する時は、バッテリーを室内で保管することが一番の防犯対策になりますが、毎回取り外すのは面倒くさいという人は、自転車カバーなどを使用すると防犯対策になります。
また、防犯ライトなども併用すると効果的です。
・雨、風を防ぎ自転車の劣化防止にもなる。
・ワイヤーロックが出来るので、安心。
また、こんなシールを貼っておくだけでも効果があるかもしれませんよね。
まとめ
電動アシスト自転車の盗難は、自転車本体の盗難よりバッテリーだけの盗難の方が多い事が統計で分かっています。
そして、バッテリーの盗難で一番多いケースがカギのかけ忘れ。
人は誰でも「うっかりすること」ありますよね。
「うっかりサークルロックを掛けることをわすれた」。そんな時、二重のバッテリーロックがしてあると安心ですよね。
自宅で保管する時もカバーをかけることを習慣にして、防犯対策を心掛けましょう。
また、万が一盗難にあった時の備えとして、たとえば10万円で購入した自転車なら月々253円から加入できる盗難保険を検討してみてはいかがでしょうか。
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