電動キックボードのブレーキの仕組み、電子ブレーキ・フットブレーキは危険! [知らないうちに違法の可能性も]

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電動キックボードを選らぶ時に、値段や性能を気にしますよね。

そして乗り物なので、最も注目したいのが「走る・止まる・曲がる」の走行性能。

その中の「止まる」の役割をするブレーキ。

しっかりと止まれるブレーキが装備されているか?

いざという時にしっかりと止まれなければ、大きな事故になりかねません。

電動キックボードのブレーキには、

ディスク式、ドラム式、フット式、電子式などのブレーキが有りますが

この中でも、フット式や電子式ブレーキが安全に停止することが

出来ないことが分かってきました。

日本電動モビリティー推進協会では、この中の「電子ブレーキ」を使ったモデル

は道路を走る場合、公道走行をしないように呼びかけています。

また、電子ブレーキを装備した電動キックボードが道路交通法に違反する可能性も出てきました。

構造上の違反は、いくら販売していた状態としても自己責任になり違反となります

本記事では、この電子ブレーキについての疑問

・電子ブレーキってどんなブレーキ?

・電子ブレーキが危険ってどうゆうこと?

・フットブレーキの危険性とは?

こんな疑問について解説していきます。

自分にあった電動キックボードを見つけてみましょう!

https://piecebridge.com/2021/__trashed/
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電子ブレーキとは

電子ブレーキとは、エンジンの役割をしているモーターに送っている電気を止めることでブレーキをかけるもので、モーターの力だけでブレーキをかけるので一般的なディスク式やドラム式ブレーキと比べると制動距離(ブレーキをかけて停止するまでの距離)が長く安全に停止することができません。

たとえば走行中、急に歩行者などが飛び出してきても一般的なブレーキみたいに停止することが出来ません。

また、電気を制御することで操作しているので、なんらかの原因で電気が通電しなくなったり電源がオフの時はブレーキ操作ができなくなります。

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道路交通法の違法の可能性

電子ブレーキやフットブレーキは構造上やブレーキ性能の面で違法になる可能性があります。

原付扱いになる電動キックボードのブレーキについては、下記のように保安基準が定められています。

道路運送車両の保安基準第61条

原動機付自転車(付随車を除く)には、走行中の原動機付自転車が確実かつ安全に減速及び停止を行うことができ、かつ、平坦な舗装路面等で確実に当該原動機付自転車を停止状態に保持できるものとして、制動性能に関し告示で定める基準に適合する独立に作用する二系統以上の制動装置を備えなければならない

上記の保安基準法を説明すると

走行中の原動機付自転車が確実かつ安全に減速及び停止を行うこと」に関しては、

時速20km/h走行時においてブレーキをかけたときに約5m以下で停止できる制動力あること。

時速30km/h走行時においてブレーキをかけたときに約9m以下で停止できる制動力あること。

「平坦な舗装路面等で確実に当該原動機付自転車を停止状態に保持できる」は、

・坂のない場所であればどのような状況でもブレーキをかけて停止できること

「二系統以上の制動装置を備えなければならない」は、

・前後輪ともに独立したブレーキが備わっていること。

しかし、現在販売されている電動キックボードのなかには、上記で取り上げている電子ブレーキや、後輪のカバー(フェンダー)を足で踏んで減速させるフットブレーキを採用しているものがあります。

電子ブレーキは押して歩けるように電源が入っていない状態では車輪が止まらないモデルが多く、

「どのような状況でもブレーキをかけて停止できること」に反してしまいます。

一方、フットブレーキは制動力に欠けるため、これらのブレーキを装着した電動キックボードは

保安基準をクリア出来ないので違法車両になる可能性があります。

ゆえに、前後ホイールにそれぞれ独立したブレーキを備えているモデル以外は買ってはいけない。

また、ナンバープレートが登録できたからと言って「保安基準をみたしている」と安心してはいけません。

原付のナンバープレートは、実は「課税標識という税金を払っていますよ」ということを示す標識なので、車のナンバープレートとは全然違うものなんです。

だから「ナンバープレートついているから安心♪」というわけではないんです。

原付は税務課が担当しています。

税務課に書類だけ出せばナンバープレートが取得できてしまいます。

ナンバープレートを登録する際、税務課の職員の方が

保安基準を満たしているか確認しているわけではありません。

ちゃんとブレーキなどがついているかは税務課の人は気にしなくていいんです。

なので、もしナンバープレートをつけて公道を走っていて警察に「それ電子ブレーキだよね?」という指摘を受けると、乗ってる人は整備不良という罰則を受ける可能性があります。

整備不良で捕まると

原付バイクの整備不良制動装置等違反で反則金6000円・違反点数2点

「公道走行可」ということで購入した電動キックボードが、

実は保安基準をクリアしていない整備不良車という可能性があるのです。

また、現在販売されている電動キックボードは、販売者側も違法だと気付かず販売していることがあります。

その理由は、物理ブレーキが2つ必要なのは条文を読めばわかります。

ですが、条文が遠回しなところがあって電子ブレーキが違法かどうかは分かりずらいところがあります

それと世界的に片方が電子ブレーキ、片方が物理ブレーキというようなの形をとる電動キックボードが多く販売されていて、それを輸入していることが多いからです。

大抵は勘違い、見逃しをして販売しているのが現状のようです。

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まとめ

何の乗り物にしても、「止まる」という機能は最も重視しなければなたない機能です。

電動キックボードを購入する際は、保安部品をしっかりと確認して

ブレーキは前後、ディスク式またはドラム式のブレーキを装備している機種を選びましょう。

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