今回は、格安なミラー型ドライブレコーダーを取り付けた時の手順と使用して分かったデメリットなどを中心に解説したいと思います。
こんな人に読んでほしい
・ドラレコの取り付けは自分で出来る?
・ミラー型ドラレコが欲しいけど、デメリットやメリットが知りたい
・安いドラレコの録画映像って、どうなの?
最初に自己紹介をさせてください。
自分は、過去に自動車販売に職を8年経験し、普段は当時のことを思い出し見様見真似ですが、オイル交換からブレーキパットの交換、足回りの修理など自分で出来そうな修理はチャレンジしてみるボビリティ好きなブロガーです。
他にも、電動キックボードや自転車などの情報も配信していますので、良かったらご覧になってください。
先日も自動車ドライブシャフトブーツを交換してみました、思ったより簡単でしたのでよかったらご覧ください。
そして、今回購入したデラレコがこちらになります。
分離式の前後2カメラで価格は1万円台の低価格モデル。
主なスペック
画面サイズ11インチ | リアカメラHDR+防水 | バック補助線機能 |
カメラ分離式 | Gセンサー衝撃感知 | 前170°後140°広角カメラ |
フルHD録画、前後1080P | 駐車感知システム | タッチパネル |
低価格ながら必要な機能は搭載しているのではないでしょうか。
性能をふまえて、使用感やデメリット、取付手順などを解説して行きたいと思います。
ミラー型ドラレコのメリット・デメリット
まず、デメリットと言うより使った感想ですが、ミラー型ドライブレコーダーと言うよりデジタルインナーミラーにドラレコ機能を搭載したと言う感じです。
ややこしいですが、デジタルインナーミラーの役目の方が勝っています。
なので、単に「ドラレコがほしい」、ドラレコの機能を重視したいという人には不向きではないかと思います。
ミラー型ドラレコのデメリット
- 画面が目ざわり
昼間は問題ないのですが、夜間は自動で光量が落ちるのですが画面の光が気になります。
個人差があると思いますが、ナビ画面とミラー画面の両方の光でちょっと運転しずらい感じがします。
実際に両方の画面を消して走行してみると、結構視界が違います。
なので、僕は必要ない時はワンタッチで画面を消すことが出来ますので,必要に応じて画面を消しています。
もちろん画面が消えている時もデラレコは録画されています。
ただし、ルームミラーのミラーの役目はほとんどしないので、後方を確認することは出来ません。
ミラー下に付いているボタンで画面を付けたり消したり出来る機能、結構気に入っています。
- バイザーに干渉する可能性
ほとんどの自動車がルームミラーとサンバイザーとの距離が近いので、フロントカメラ一体型のミラー型ドラレコを付けた場合、フロントカメラがミラー左右どちらかにはみ出るので、サンバイザーが接触する場合があります。
干渉を避けるためにもミラー型ドラレコは、フロントカメラ分離型をおすすめします。
- フロントカメラの角度(一体型の場合)
フロントカメラ分離型では、問題ないのですがフロントカメラ一体型の場合、ミラーが向いている方向にカメラも向いてしまうので、右ハンドルだと左向き、左ハンドルだと右向きにカメラが向いてしまいます。
映像は補正が出来るので問題はありませんが、左右どちらかに偏って映っていることは事実でちょっと気になりますよね。
- 運転支援システムとの位置関係
最近の自動車に比較的装備されている、運転支援システム。
これも分離型では問題ありませんが一体型では、運転支援システムがルームミラー前方にある為、デラレコの映像に映りこんでしまう可能性がありますので注意しましょう。
- フロントガラスの映り込み
これはミラー型だからという訳ではないのですが、デラレコのレンズ部分がフロントガラスから離れるほどフロントガラスに反射したメーターや警告灯などのひかりが映り込む確率が高くなりますので、一体型は特に注意が必要です。
実際に今回取り付けたドラレコもフロント画像にメーターの光が映り込んでいます。
バックモニターとして使えるか?
ほとんどのミラー型ドラレコにバック連動でバックモニター機能が付いています。
今回取り付けた機種にもバックモニター機能が付いていて、バックに入れると映像が下側に変わりバック補助線が出る機能ですが、この機能についてはNGでした。
上の写真を見比べて見てください、ドラレコの方の映像がナビ画面の映像より上を映しています。
ナビ画面の赤枠の部分です。
ドラレコのリアカメラを後ろが映るように調整するとバック時の画像がこれ以上下側を映すことが出来ません、写真では分かりずらいですが赤枠の部分は車から3Mくらい離れた場所になります。
これではどこまでバックしているか分かりません、しかも夜間はプライバシーガラスの影響でかなり見ずらいです。
感覚的には、スペックを見るとカメラの広角は90度とありますが、「90度じゃないでしょ」という感じです。
画面を消してミラーとしての使用感は?
画面を消してミラーとして使った感想は、正直かなり見ずらい。
後ろに乗っている人の顔がなんとか見える程度、後ろの景色は大げさに言うとほとんど見えません。
このミラーの見ずらさ、後ろの車がちょっと気になる?とか、後ろの車のライトがまぶしいという時に画面を消すと、ほとんど気になりません。
必要に応じて、画面を消したりつけたり出来る部分は便利かなと思います。
メリット
使用した感じのメリットもいくつかあります。
- 荷物があっても後方が確認できる
天井まで荷物を積んでいても、後方は確認できるので便利です。
- 必要に応じて画面を消せる
必要に応じてミラーとして使ったり、映像を映して使ったりできるので便利です。
例えば、後ろの車のライトがまぶしい時や、車内の見たい場所にミラーの位置をあわせ映像で後方を見たりミラーで車内を見たり出来ます。
- 画面が大きいので映像が見やすい
ドラレコの映像がその場で見るのに画面が大きいので確認しやくいです。
事故に合い、その場で映像を確認する時など画面が大きく見やすですよね。
また、フロントとリアの映像を同時に映すことが出来ますので、どんなふうに映っているか走行しながら見ることが出来ます。
後ろの人とミラーごしに目が合わない点も個人的にはメリットと思っています。
取付手順
取り付けには、おおよそ1時間程度かかりました。
使った工具もプラスドライバー、14mmボックスラチェット、やわらかい針金、絶縁テープぐらいで簡単に付けることが出来ます。
取り付けた手順を解説していきます
まず、取り付ける部品は電源ケーブル、リアカメラ、フロントカメラ、本体。
リアカメラから取り付けていきます。
リアカメラはリアガラス上に取り付けることにしたので、リヤデフの配線穴から入れて車内に引き入れます、この時に針金を使うと簡単に通すことが出来ます。また、ゴムの部分は内側に潤滑剤を吹くと簡単に通すことが出来ます。
リアパネルを外し配線を引き入れていきますが、バックランプの配線が有りましたので、ここでバックランプ電源を取りました。
バックランプ電源を探すには、検電防を使うと便利です。
後は天井脇沿いにリアカメラの線をフロントまで配線していきます。
Aピラーの内張は引っ張れば外れるので外して置きます。
リアカメラの線をルームミラーまで配線し、シガライターからAピラーを通り電源の線もルームミラーまで配線します。
フロントガラスにフロントカメラを固定し、各線を本体に接続すれば配線完了です。
後はAピラーに余分な線を隠し、内張を元に戻せば作業終了です。
今回はシガライターから電源を取りましたがシガライターが使用できなくなるので、ヒューズ 電源取り出し線を使いヒューズ ボックスのACCから電源を取ればシガライターを使用することが出来ます。
また、シガーソケット増設分配器を使っても簡単に出来ます。
まとめ
ミラー型ドライブレコーダーは、デジタルインナーミラーが欲しいという人向けのドライブレコーダーと言っていいと思います。
単にドライブレコーダーが欲しいという人には、普段ドラレコの映像を見る必要はないと思いますし、ミラーの光量が気になりますので、普通のデラレコタイプが使いやすいと思います。
また、サンバイザーとの接触や運転支援システムなどの干渉も気を付けなければならない点です。
取り付けは使用する工具も少なく1時間ほどで作業で取り付けることが出来ますので、初心者の方でも取り付けることが出来ると思います。
また、イエローハットなどの大手販売店に取り付けを依頼すると、工賃として1~2万円かかりますが、取り付けてもらえます。
今回は格安なミラー型ドライブレコーダーの取り付け方法やデメリットを中心に解説しましたが、使った感想は、格安ながら満足しています。
思わぬ事故に備えて、この機会にドライブレコーダーを装備してはいかがでしょうか。
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