近年、世界中で自動車の電動化が進み、日本でも各社ハイブリット車を次々に販売し、町で見かける自動車のほとんどがハイブリット車になってきました。
モビリティー化が進む中、ちょっとしたお出かけや通勤する時など、手軽な移動手段として注目されている電動キックボード。
便利そうなので購入を考えたけど、
・そもそも免許いるの?
・ 免許は何の免許が必要?
・ヘルメットは必要なの?
ニュースなどを見ていると法改正や事故の報道などを目にするようになったけど、
正しい交通ルールが意外に分かりませんよね。
現在の電動キックボードの交通ルールは原付自転車と同じ扱いなので、
公道走行するには、公道走行可能な保安部品を装備した電動キックボードにナンバープレートを取得して自賠責保険に加入し、走行する時は原付免許とヘルメットが必要です。
電動キックボードって、免許不要とかヘルメットが任意とかの
話しを聞いたことがあるんだけど?
現段階では、免許もヘルメットも必要です。
電動キックボードの道路交通法改正案は検討されている段階で、これから改正していこうという段階です。
この記事では、そんな電動キックボードを公道で乗る為の免許や必要な物、
法改正はいつから実施されるのかを解説していきます。
この記事を読むと、電動キックボードの現在の交通ルールや法改正、
公道走行する時の必要な物などが分かります。
現在のルールでは、電動キックボードで公道を走る時は、
免許もヘルメットも必要ってことか。
電動キックボードいつから免許不要?
令和3年8月時点では、電動キックボードは原付自転車と同じ分類になります。
なので、車道のみ走行が認められていて、歩道を走行することは出来ません。
それと走行する時は、免許証とヘルメットが必要です。
近年、道路を走行する新しいモビリティーで、電動キックボードの他、移動支援ロボットや自動配送ロボットがありますが、時速15km/hを超える速度が出せるモビリティーは
原付と同様のルールで扱われます。
現在、有識者委は関連業者からのルール改正を求める声を受け、次世代モビリティーを走行時の
速度に応じて3つに分ける案を新ルールとして検討している。
・時速6km/hまでの歩行通行者
・時速15km/hまでの車道や自転車専用レーンを走れる小型低速車
・時速15km/h以上で車道のみ走行出来る原付自転車
電動キックボードは、時速15km/h以下で制限して走行出来れば、
自転車と同様、路側帯や自転車専用レーンを走行可能で、
免許証も不要、ヘルメットも任意で良いことになる。
・・検討している新ルール・・
現行 | 新ルール案 | |
電動キックボード |
・原付自転車に分類 ・車道のみ通行可 ・免許証 ・ヘルメット着用 |
・時速15km/h以下なら小型低速車に分類 ・車道の他、路側帯や自転車専用レーンを走行可 ・運転免許不要、ヘルメット任意 |
移動支援ロボット 自動配送ロボット |
・時速6km/h以下なら歩道通行者に分類 ・歩道や路側帯を通行可 |
|
時速15km/h以上 のモビリティー |
現行と同じルール |
現在、電動キックボードの実証実験が行われていて、
その最終報告を有識者委がまとめ、
警視庁が来年3月までに同法改正を検討する予定だそうです。
下記の記事も参考にどうぞ!
公道走行する時に必要な免許は?
現状、電動キックボードで公道走行するには原付免許が必要です。
電動キックボードはガソリンで走るわけではないので、
モーターの定格出力によって免許の種類が区分されます。
定格出力0.6kw以下 (排気量50cc) | 原付一種 |
定格出力1.0kw以下 (排気量125cc) | 原付二種 |
販売されている電動キックボードの大半は、
0.6kw以下なので原付一種の免許があれば、
ほとんどの電動キックボードに乗ることが出来ます。
原付免許について
原付免許は、筆記試験のみで誰でも簡単に取得可能です。
ただし、実技の講習はあります。
試験時間は30分、問題数46問+危険予測2問、50点中45点以上で合格。
原付免許は、各都道府県の免許センターで、最短1日、費用も1万円未満で取得できます。
試験問題も難しくなく、問題集を使って予習しとおけば、大半の人が合格できます。
準備するもの
免許を取るのに事前に準備するものは下記の5点。
・本籍が記載された住民票の写し(発行後6ヶ月以内)
・申請用写真(縦3cm×横2.4cm)1枚
・印鑑(認め印可)
・メガネ、コンタクトレンズ(視力矯正が必要な人)
・筆記用具(HB以上の鉛筆、消しゴム)
費用 | 受験料 1500円 |
講習料 4500円 | |
交付手数料 2050円 合計8050円 |
学科試験の受付
受付時間は各都道府県ごとに異なる為、運転免許センター問い合わせるか、
ウェブサイトで確認するとよいでしょう。
(住民票のある住所以外の都道府県では受験出来ませんので注意してください)
東京都の場合、受付は平日のみで受付時間も午前8時30分から午前9時30分になります。
注意してください
原付免許・取得までの流れ
各都道府県で多少違いがありますが、基本的には下記の流れになります。
1 試験場にて、申請書を作成。
所定の金額の収入印紙を購入後、受付。
2 適性検査(聴力・視力・運動機能などの検査)
*メガネやコンタクトレンズを使用の方は、忘れずに用意してください。
3 学科試験
時間は30分、50点中45点以上で合格
4 合格発表
5 学科試験に合格すると、技能講習
2~3時間の技能講習後、ビデオ講習。
6 運転免許証交付
流れとしては以上のようになります。
免許が交付されるのは、朝受付をして2~3時くらいと考えておくと良いでしょう。
公道走行するために用意するもの・注意点
電動キックボードは、原付自転車ですから免許の保有はもちろん、ヘルメット着用
ナンバープレート取得など準備しなければ公道走行できません。
違反すると、もちろん罰則になります。
公道走行可能な電動キックボードは下記を参考にどうぞ!
公道走行可能な電動キックボードを購入後は、市町村役場などでナンバープレートを取得し、
自賠責保険に加入しなければ公道走行できません。
ここで注意することは、ナンバープレートを取得した後、自賠責保険に加入した方が手続きがスムーズに進むということ。
詳しい手続きの方法は下記を参考にして見てください。
*ナンバープレートを取得方法*
*自賠責保険の加入方法*
まとめ
現段階で電動キックボードで公道走行するには、
原付扱いなので免許を取得し、ヘルメットを着用しないと
乗ることはできません。
原付免許は、最短1日で誰でも簡単に取得出来る免許です。
原付免許を取得すると
電動キックボードだけでなく、電動自転車や原付バイクにも
乗ることが出来るので、
是非この機会に取得することをおすすめします。
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