通勤や通学など普段使いにクロスバイクに乗る上で避けられないのが雨。
出かける時に雨が降っていればクロスバイクに乗らず別の手段で移動するという選択肢もありますが、外出中の突然の雨は避けることができません。
そんな時に備えて常備したいのがレインコート、軽量でコンパクトになるものが便利です。
軽量でコンパクトであれば100均のレインコートでも良さそうですが、低価格のレインコートは破れやすく、汗をかきやすい自転車走行時は防水性や透湿性の高いレインコートの方が快適に自転車走行できます。
とは言え、高機能のレインコートとなると値段が高くなる傾向あります。
そこで今回は、雨の日を快適にするレインウェアや便利グッズを紹介します。
「雨の日」や「突然の雨」の時を快適にするグッズを探す参考になれば幸いです。
はじめに自己紹介をします。
はんぞろと申します、クロスバイク歴10以上です。
通勤に毎日クロスバイクに乗り、週末はクロスバイクでツーリングにも出かける自転車好きです。
モビリティな乗り物好きで、自転車や電動キックボードなどを中心に皆さんのお役にたちそうな情報を発信するモビリティブログを開設しています。
良かったらご覧になって見てください。
レインコートの種類
まずは、レインウェアの種類について解説します。
自転車で使用するレインコートには、大きく分けて2種類「セパレートタイプ」と「ポンチョタイプ」のがあります。
やっぱりメンズでクロスバイクとなると、セパレートタイプがおすすめ。
機能面でもポンチョタイプよりセパレートタイプが優れています。
ポンチョタイプは手軽で簡単に着れる小雨向き、弱点は風に弱い。スピードが出るクロスバイクには不向きだと思います。
とは言え、まずは参考の為にも、この2種類について解説します。
セパレートタイプ
セパレートタイプのレインウェアは、アウターとパンツがセットになっているウェアです。
・風の影響を受けにくく、動きやすい
・上下に分かれているので小雨の時は上着だけ着る
・足元まで濡れにくい
どんな姿勢にも対応してくれるので、クロスバイク、ロードバイクはじめあらゆる自転車で使用することに向いています。
ポンチョタイプ
・機能面ではセパレートタイプより落ちますが、コンパクトに収納して急な雨にも素早く対応できる
・ゆったりした形をしているので、背負ったリュックごとカバーできる
・自転車の前カゴごと覆うことのできるタイプもある
難点は風に煽られやすく膝から下はカバーしきれないので、小雨の時は良いのですが大雨には不向き、レインブーツや防水パンツを同時に使用し、膝から下もカバーする必要があります。
ポンチョタイプは、小雨や近場に出かける時に使うと便利なアイテムなので、どちらかと言うと簡易的なレインコートと言えます。
レインウェアの使い分け
ちょっとした雨や短時間の移動の時にレインウェアを着るのも面倒ですよね。
そんな時は使い分けると便利。
小雨、短時間なら上着と撥水スプレーで
・もしもの雨に備えてコンパクトになる上着と撥水スプレーを用意して置くと安心
コンパクトになるので、普段は撥水スプレーと携帯しておくと外出先で降ってきても対応できます。
・小雨や短時間なら上着を着て、ズボンは撒水スプレーで対応
小雨や短時間なら撥水スプレーが大活躍、後はシューズカバーがあれば完璧です。
本降りの雨はしっかりとしたレインウェア
・レインウェアはさまざまなシーンで使われる為、自転車用・釣り用・登山用など用途に合わせたウェアが販売されています。
・自転車用はデザインや機能性などの面で気に入った物が見つかりませんでした。
・釣り用や登山用は、機能性やデザインは良いのですが値段が高い
・で、目に止まったのがスポーツ用品の「ミズノ」のレインウェア、機能性・デザイン・コスパも良くネット評価も良いのでオススメです
スポーツメーカーらしく、動きやすく作られているので自転車に最適、それに安心の日本メーカー。
・ズボンの裾はこれで安心、合わせて使いたいアイテム
レインウェアは冬の防寒対策や自転車以外の生活シーンでも使えるので持っていると便利です。
押さえておきたい3つのポイント
レインウェアを選ぶ際は、注意すべきポイントが3つあります。
濡れずに快適に走るためにも、確認しておきたいポイントです。
耐水性
レインウェアを選ぶ時は、「雨がどれくらい染みてこないか」という耐水圧を確認しましょう。
耐水圧とは、生地に雨が染みてこない最大の水圧を示した数値のことです。
値が大きいほど強い雨に耐えられます。
耐水圧の目安
小雨 | 300mm |
中雨 | 2000mm |
大雨 | 10000mm |
嵐 | 20000mm |
一般的な傘の耐水圧は、250mmです。
気にして見てください傘の内側、雨の日に使っていると直ぐにビチョビチョになってます、あれがカッパだったら意味なし。
1時間以内の使用であれば、小雨を防ぐ程度なら5,000mm、大雨の中を走るなら10,000mm以上を目安に選んでみてください。
また、1時間以上の使用の場合は耐水圧20,000mm以上のレインウェアをオススメします。
自転車通勤用のクロスバイクや折りたたみ自転車をお探しなら!【ワイズロードオンライン】
通気性(透湿性)
雨の日は湿度が高く、レインウエアは風を通さないので自転車を漕いでいると、思った以上に汗をかきレインウエアの中が蒸れます。
こんな経験ありませんか?
「雨は防いだはずなのに、合羽の中がびっしょり濡れてしまった…」という経験がある方は、透湿性のないレインコートを着ていたため、汗で濡れてしまったのです。
レインウエアの中の湿気対策をするには「透湿性」を確認しましょう。
透湿性とは、生地1㎡あたり24時間で何gの水分を透過したかを表す数値で、値が大きいほど蒸れにくくなります。
透湿度 | |
安静時 | 2,000g/㎡/24h |
軽い運動 | 5,000g/㎡/24h |
激しい運動 | 10,000g/㎡/24h |
目安として、蒸れにくいレインコートが欲しい場合は、5,000g~8,000g、絶対に蒸れたくないレインコートが欲しい…!という場合は、10,000g以上のものを選ぶことをおすすめします。
汗のかきかたには個人差があるので、自分にあった値のレインウエアを選ぶとよいでしょう。
畳んだ時の大きさや重さ
レインコートは突然の雨に備え、常にリュックや自転車のバックに入れて置きたい物。
防水性が高くても、着た時に重くと動きずらく、たたんでも大きい物は収納に困ります。
高機能で軽くてコンパクトになるレインコートを選びましょう。
重さの目安は500mlのペットボトルくらい、500~700gがベスト。
収納しておく場所は、フレームバックやフロントバックに収納して置くことがベスト。
必要に応じてバックごと持ち運べばいいので、携帯工具などと一緒に収納しておくと便利です。
おすすめのレインウェア
軽くてコンパクト、耐久性や透湿性も高い5000円以下のレインコートを紹介します。
高機能なレインコートは、ちょっと肌寒い時にウィンドブレーカーとしても使えます。
[マック] レインスーツ 価格3,299円 重さ390g
耐水圧:10,000㎜H2O/透湿度:5,000g/㎡-24HRの高機能なセパレートタイプのレインコートで、背中はベンチレーションになっていて、ウェア内部の熱気を外へ逃がし、ムレを軽減します。また、ウェアはフードに収納するので、片付け時間を短縮し、収納袋紛失の心配がありません。
[IRON JIA’S] レインスーツ 価格5,480円 重さ760g
耐水圧10,000mmのレインコート、ズボンの裾にシューズカバー付いている便利な機能付き。ゆったりとしたデザインで動きやすく、大きなポケットが2ヵ所付いているので携帯や財布を入れられて便利。
BUQIREN レインスーツ 価格3,980円 重さ570g
防水止水ファスナ一で雨の侵入を防ぐ特殊なファスナ一を使用。フードを使わない時は首元に収納できるので邪魔になりません。
その他、備えて置きたいグッズ
レインコート以外に、雨の日にあると便利なグッズを紹介しておきます。
シューズカバー
小雨では必要ありませんが、大雨の時はレインコートから流れ落ちた水や前輪で跳ねた水などで靴も濡れてしまいます。
そんな時にシューズカバーがあると安心です。
また、冬の寒い日に「つま先が冷える」と感じたことはありませんか、そんな時の防寒対策にも役立ちます。
携帯すると便利で防寒対策としても使える、つま先だけのカバー(トゥカバー)。
伸縮性があるので靴にピッタリフィット、多少の雨なら靴が濡れずに済みます。
泥除け
クロスバイクには泥除けが付いていない車種も、通勤や通学など雨の日にも自転車に乗る人であれば泥除けは付けておきたいアイテム。
・リアタイヤが巻き上げた水は背中に直接あたり着ている物が汚れる原因にもなります。
・晴れている日でも路面が濡れているとタイヤで水を巻き上げ服が濡れてしまいます。
手袋
・手袋は雨の日以外でも防寒対策や転倒した時のケガの軽減などにも役立ちます
・クロスバイクは前傾姿勢なのでパット付きがオススメ。
・夏用と冬用使い分け、一年を通して使用できるように揃えておくことをおすすめします。
リュックカバー
・普段クロスバイクに乗る時にリュックを背負っている人が多いと思います。
・雨の日は防水性能が無いリョックだと中の荷物が濡れてしまいますよね。
・リュックカバーも一つ持っていると安心です。
雨用バイザー
雨の日に顔に雨が当たるのは避けられませんが、ツバ付きの帽子や雨バイザーを使い軽減することができます。
雨バイザーは雨だけでなく風も軽減できますので、寒い日の雨対策におすすめ。
また、雨の日は小雨と言えど視界が見ずらいことは確か、視界確保にメガネでも良いでよが雨バイザーの方が見やすく視界確保に役に立ちます。
タオル・着替え
雨の日は濡れた顔や手足、バックなどを拭くのにタオルがあると便利。
マイクロファイバータオルは吸水性が高く、柔らかく肌触りもいいのでオススメ。
専用ケースがあると濡れたタオルを収納でき、コンパクトになるので邪魔になりません。
念のために着替えも持っていると安心です。
自転車のメンテも忘れずに
雨に日に乗った後は泥よごれやホコリが付いてサビの原因にもなります、洗車、オイルアップをしておきましょう。
まとめ
雨の日にクロスバイクに乗る時も、お気に入りのレインウェアがあれば、出かけることをためらわず快適に過ごせるかもしれません。
防水性、透湿性など記事で挙げたポイントを参考に、最適な1着を探して雨の日の自転車ライフを楽しんでください。
また、雨の日の自転車の運転は路面が滑りやすく、視界も良くないので十分気を付けましょう。
コメント