皆さん自転車にもロードサービスがあることを知っていましたか?
自転車にも自動車やバイクと同様に事故や故障は起こります。
出かけた先で走行不能になったら「どうするか?」と悩んじゃいますよね。
警視庁の調べでは2022年の自転車関連事故の件数は69,985件で、交通事故全体に占める割合は23.3%です。
なかでも事故で最も多いが自動車との接触事故です。
また、故障で最も多いのがパンクだそうです。
もし、遠出先で自動車と接触事故を起こし自転車が走行不能になったら?
もし、サイクリング先で突然の雨、自転車がパンクして雨の中修理する状況になってしまったら?
どうします?
そんな時、ロードサービスに加入していれば助かりますよね。
でも、加入となるとこんなこと思いませんか?
・短期契約出来るのかな?
・ロードサービス利用時、乗ってた人も一緒に運んでくれるのかな?
・費用はどれくらいで、どんなサービスを受けられるのかな?
そこで今回はまず、自転車ロードサービスの内容や注意点、すでにロードサービス加入している人の利用目的や利用状況を解説していきます。
次にロードサービスの必要性をご理解いただき、おすすめする3社の保険会社のロードサービスを比較しておすすめしたい保険会社を紹介していきます。
まずは自転車ロードサービスついて
ロードサービスと言えば、みなさんJAFを思い浮かべるのではないでしょうか?
JAFは日本自動車連盟の略で、その名のとうり自動車やバイクを対象にする保険で、自転車はサービスを受けることができません。
自転車のロードサービスは、別の少数の保険会社が取り扱っていてJAFのように自転車が自走出来なくなった時に、指定した場所まで無料で運んでくれるサービスです。
どんな時に利用できるの?
・タイヤがパンクした
・自転車が破損して自走不能なった
・事故で自転車が破損、自走不能なった
・アシスト自転車のバッテリー切れた
・夜間ライトの電池切れた
などのトラブルになった時、利用できるよ。
各保険会社でサービス内容が多少ことなりますが、上記のようなケース以外にも自走不能と判断された場合に受けられるサービスです。
ロードサービスの注意点
ロードサービスには、以外としらない注意点があるので解説しておきます。
注意点1、人間は運んでもらえないの?
原則として自転車ロードサービスは自転車を運搬するものであって、人間を運搬するものではないとのこと。
各保険会社とも、規約上、原則として人は同乗不可。ただし、2次災害などが想定される状況では、人道的観点からロードサービスカーに同乗できる場合もあるようです。
なので、一応人も運んでくれるが、走行中に事故が起きた場合には保障しないということです。
注意点2 修理はしない
現場での自転車修理作業はしません。
自転車ロードサービスは、指定された場所に搬送することが目的なので、簡単な修理作業であっても行うことはありません。
ロードサービスの利用状況
自転車のロードサービスが実際に、どんなふうに利用されているか解説していきたいと思います。
今回のデータは、au損害保険株式会社が自転車が自走できなくなったときに自転車を希望の場所まで無料搬送するサービス「自転車ロードサービス」の利用実態について調べたものです。
利用する自転車の種類と曜日
・平日は通勤や通学をする「シティサイクル」、週末は長距離サイクリングなどの「ロードバイク」の利用が多いのがわかります。
ロードサービスを利用する自転車の種類は、「ロードバイク」が多いことが分かります。
長距離サイクリング先でのトラブル回避には、ロードサービスは加入しておいた方が良さそうです。
平日は、「シティサイクル」が30.3%と利用が多くなっています。
「シティサイクル」場合、事前に修理をしてもらえる自転車屋さんなどの場所を調べておいて、近ければそちらに持ち込むことも一つの手段ですよね。
搬送距離
・搬送距離は7割の人が20km以下で利用している
トラブルの現場から指定した搬送先までの距離は7割が20km以下です。
ロードサービスは各保険会社で無料で搬送する距離が決まっていますが、一番短い保険会社でも50kmまで無料なので十分対応できます。
利用頻度が2番目に多い「シティサイクル」は、10km以下が72.3%です。
10km以下と言っても走行不能になった自転車を目的の場所まで押すことを想像すると嫌になってしまいますよね。
ロードサービスを利用する理由
ロードサービスを利用した理由は、タイヤのパンクが62,1%と圧倒的に多いです。そして、パンクの原因の調査では、「タイヤの劣化による空気圧低下」ではなく、「走行中の刺さり物」が70,6%でした。
長距離を走行する「ロードバイク」ではパンク修理キットを携帯して置けば、大丈夫な場合もあるかもしれませんが、チェーンやクランクなどその他のトラブルも起こりうる可能性もあります。
特に田舎道や峠などでトラブルとどうにもなりません。
また、シティーバイクなども荷物があると大変ですよね。
ロードサービスが到着するまでの時間
・7割が45分以内
比較的早く対応していることが分かります。
トラブル時、特に雨の日や寒い冬、夜間などは早く来てほしいですよね。
近くにコンビニなどがあれば、そちらに避難するなどして待機するとよいでしょう。
以外に早く対応してくれるので助かりますよね。
まとめ
今回の調査結果からロードサービスは幅広いユーザーに利用され、搬送距離は比較的短かくトラブルの原因はパンクが多いことがわかりました。
また、気になる待ち時間は7割が45分以内とタクシーの待ち時間と変わらないのではないでしょうか。
ちなみに、タクシーを10km利用すると3000円~3500円平均かかります。これは、自転車ロードサービスの年間保険料に近い金額です。
以上のことから自転車ロードサービスは、もしものトラブル時には利用したいサービスと言えるのではないでしょうか。
自転車ロードサービス3選
代表的な保険会社を3社ピックアップしてみました。
ほとんど保険会社で自転車ロードサービスと賠償責任保険がセットになっていますが、ZuttoRide CycleCallにはロードサービスのみのプランがあります。
すでに自転車保険に加入している人には賠償責任の部分が重ならず、加入しやすい保険です。
保険内容などを比較表で見てみましょう。
比較表
ZuttoRide CycleCall | ジェイアイズ 自転車安心サポート | au損保 Bycle | |
保険料 | 年払い3400円~ (月換算283円~) | 月払い429円 | 年払い3790円~ 月払い340円~ |
無料搬送距離 | Sプラン 50km Mプラン 60km Lプラン 100km (年4回) | 50km (年3回) | 全コース 50km (年4回) |
プラン | 3プラン | 選択なし | 3コース |
賠償責任保険 | 最大1億円 (M,Lプランのみ) | 最大1億円 | 最大3億円 |
示談交渉 | あり | あり | あり |
保険料では、ZuttoRide が年払いのみ、ジェイアイズは月払いのみ、au損保は年払いと月払いの両方が選択できます。
金額は、月換算になりますがZuttoRideが283円と一番安いです。
ロードサービスの無料搬送距離は、ZuttoRideが最長100kmと圧倒的に長いので、長距離のツーリングを楽しむ人には安心なプランです。
また、ZuttoRide とau損保は3つのプランから選ぶことが出来ますので、自分にあった補償内容で無駄なく加入することが出来ます。
また、賠償責任保険付なので自転車保険に加入する必要がなくなります。
自転車保険とは自分のケガ(傷害保険)と相手への損害賠償(個人賠償責任保険)がセットになった保険です。
義務化されているのは相手への損害賠償(個人賠償責任保険)部分です。
なので、ロードサービス保険に加入することで自転車保険に加入する必要がなくなります。
自転車保険の予算をロードサービス保険に回せますよね。
ただし、注意点があります。
自分のケガの補償(傷害保険)がありませんので、生命保険を確認するか自分への補償なので「仕方がない」と割り切るかは自由です。
ちなみに原付バイクは個人賠償責任保険(自賠責保険)の加入は強制で未加入の場合は違反となり罰則されますが、任意保険(自分への補償、傷害保険部分)は、2022年11月1日時点で15%程度と言われています。
なぜ、自転車保険が義務化されたか?というと。
近年、自転車事故の賠償責任請求が高額請求される事例が多くなっています。
例えば平成25年に坂道を下ってきた小学5年の少年の自転車が歩行中の 62 歳女性と衝突し、歩行者の女性が意識不明となって、9,520 万円の損害賠償されたケースがあります。
賠償責任保険は相手への補償や自分の財産を守る補償、必ず加入しておくべき保険です。
補償内容は最低1億円の補償に加入していれば、安心ですよね。
ZuttoRide CycleCall
賠償責任保険の有無や無料で搬送できる距離に応じて選べる3つのプランが選べます。
年会費も3400円~5200円とリーズナブルな価格設定。
すでに別の自転車保険に加入している人には、ロードサービスのみ加入できる、他にはない便利な保険。
詳しい内容やお申込みはこちら
ジェイアイズ 自転車安心パスポート
家族まとめて月額429円で加入できるロードサービス付き自転車保険。
ロードサービスは、年3回50kmまで無料で利用できる。
自転車事故以外の交通事故や日常生活でのケガにより3日以上入院した場合、入院一時金10,000円。
自転車での事故により、法律上の損害賠償責任を負ってしまった場合、最大1億円補償。
詳しい内容やお申込みはこちら
自転車安心サポートhttps://xn--l8jzb9jb4578ej5j.jp/lp/bicycle/
au損保 Bycle
個人賠償責任補償が全てのコース2億円以上、日常生活の事故で賠償責任を負った場合は示談交渉を受けられます。
自転車事故を含む交通事故によるケガも補償。
ゴールドコースは加害者事故だけでなく、被害者事故も補償。
詳しい内容やお申込みはこちら
まとめ
自転車ロードサービスは、週末のツーリングの時や通勤・通学の場面など、幅広い場面で自転車が走行不能になった時に「よかった」と安心できる保険です。
今回紹介した3社の保険は、ロードサービスと賠償責任保険がセットになった保険なので、例えば相手がいる自転車事故を起こし相手がケガをし、自転車も走行不能になった時に、相手への賠償責任も自分の自転車搬送も電話をすれば対応してもらえ、安心できる保険だと思います。
また、すでに義務化されている自転車保険に加入済の方であれば、
自転車保険の加入はロードサービスとセットで加入することをおすすめします。
この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
自転車のトラブルで最も多いパンクについては、下記の記事を参考にしてみてください。
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