クロスバイクの盗難対策で地球ロックは最も防犯効果の高い施錠です。
地球ロックとは物理的に動かせない物と自転車を繋いで施錠する方法で「地球とつなぐ」という意味で「地球ロック」と言われています。
地球ロックは推進される防犯対策の中で、クロスバイクのような軽量な自転車の防犯対策として有効な手段です。
しかしながらどこにでも地球ロックをしていいわけではありません。
街のあちこちの場所で色んな物に地球ロックをして駐輪をしている自転車を見かけます。
では、どんな場所やどうな物に地球ロックをして駐輪すると違法性があるのか?
いろいろ調べてみました。
自己紹介をしておきます。
クロスバイク歴10年以上、通勤にクロスバイクを利用して自分の経験やいろんな情報を元に皆さんお役に立ちそうな自転車や電動キックボードなどの情報を発信するモビリティブログを運営しています。
今回は自分も駐輪する時にやっている「地球ロック」について調べてみました。
まず、地球ロックについて少し考えてみて、どんなことが違法性があるのか?
例えば、
・周りの人の迷惑になっていないか?
・固定している対象物は個人の所有物でないか?
・固定することで、対象物にキズや凹みが付かないか?
など、迷惑性がないか?が考えられます。
では、実際に「どんな場所」で「どんな方法が適しているか」解説していきましょう。
地球ロックをしていい場所
地球ロックするには自転車を「駐輪していい場所」であることが大前提です。
すなわち、自転車の駐輪を許可されていなければ地球ロックもしてはいけない場所ということになります。
身近な場所で駐輪が許可された場所は、駅の駐輪場や公共施設の駐輪場、コンビニやファストフードの駐輪場などがあります。
これらの場所は他の人の迷惑にならないように配慮すれば、一般的に地球ロックをいてもいい場所ではないでしょうか。
ただし、地球ロックする柱やフェンスなどは他の人の所有物なので地球ロックを断られる可能性もあります。
私は以前、駐輪場で地球ロックを断られた経験があります。
また、道路に隣接するコンビニやファーストフード店などで、いくら駐輪場とは言え歩道のガードレールや標識に地球ロックするのはどうなのか?と思います。
いろいろ調べましたが、この行為について罰則になるような法律は見つかりませんでしたが、地球ロックは駐輪が許可されている場所が大前提で、地球ロックする対象物がガードレールや標識の場合は、常識的に地球ロックをしない方が良いのではないでしょうか。
また、駐輪場は共有の場所なので、他の人の迷惑にならないように心掛けましょう。
地球ロックが許されない場所
・一般道路や歩道
自転車は自動車やバイクと同じ、車両扱いなので基本的に一般道路や歩道などでの駐輪は禁止なので、当然地球ロックも禁止です。
街でよく見かける歩道脇などに自転車を止めている行為は、自動車で言う路上駐車と同じなので違法ということになります。
・ガードレールや電柱などの公共物
一般道路や歩道以外の場所で駐輪が許可されている場所で、ガードレールや電柱などに地球ロックが出来る場所があった場合も、それらは自転車を固定するように設置された物ではないので、グレーゾーンになりますが地球ロックをするべきではないと思います。
駐輪違反は立派な道路交通法違反
駐輪違反は立派な道路交通法違反になります。
一般道や歩道の駐輪もちろん、ガードレールや標識に地球ロックする行為は道路交通法違反になり最悪な場合強制撤去になることもあります。
「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律」の第12条の「自転車等の利用者の責務」で定めています。
自転車を利用する者は、道路交通法その他の法令を遵守する等により歩行者に危害を及ぼさないようにする等自転車の安全な利用に努めなければならない。
2 自転車等を利用する者は、自転車等駐車場以外の場所に自転車等を放置することのないように努めなければならない。
3 自転車を利用する者は、その利用する自転車について、国家公安委員会規則で定めるところにより都道府県公安委員会が指定する者の行う防犯登録(以下「防犯登録」という。)を受けなければならない。
地球ロックが出来ないときは?
・できるだけカギの数を増やす
駐輪する時は、基本的にツーロックでガギを掛けますが地球ロックが出来ない場合は、出来るだけカギの数を増やして駐輪する。
これは盗難犯がカギを開けるのに時間がかかると避ける傾向があるからです。
私はこれまでの15年の自転車人生の中で2回盗難に遭っていますが、いずれも無人の駅最寄りの駐輪場でした。1台は通学用のママチャリ、もう1台はクロスバイク(ルイガノLGS7目立つパパイヤオレンジ)、それぞれ異なる駅です。
省略
正直、私の経験ではママチャリも8万のクロスも盗られたことがあるので、値段は関係なく、単に施錠が甘かったのだと思っています。
引用:ヤフー知恵袋
・駐輪する場所を選ぶ
駐輪する場合出来るだけ人通りが多く、目立つ場所に駐輪することも盗難を回避する手段です。
・自転車用トラッカー
自転車用GPSトラッカーは、振動を感知すると警報音が鳴りスマホに通知がきます。
また、スマホ画面で自転車の位置情報も見られるので、盗まれた自転車を追跡することも出来ます。
利用するには月々400円前後かかりますが、防犯アイテムとしては最強のアイテムです。
盗難保険は必要?
自転車の盗難は日本で起きる犯罪のワースト1位になるほど多く、3台に1台は盗難に合うと言われています。
盗難場所は「アパートやマンション」「路上」「住宅や駐輪場」の順に多く、「駐輪場」は多くの自転車が置いてあるので盗難行為を見つけずらい場所です。
そして、どんなにしっかりと施錠していても盗まれる時は盗まれてしまう部分もあります。
特にクロスバイクは自己使用や転売目的で盗むケースがほとんどで、盗まれた自転車が戻ってくる可能性は極めて低いです。
できれば、盗難保険に加入しておいた方が安心ですよね。
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