クロスバイクのメンテナンス ディスクブレーキパット交換[パットの種類と交換方法]

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クロスバイクのディスクブレーキパットって自分で交換できるの?と思った人いますか。

実はパット交換は手順さえ分かれば、それほど難しいことではありません。

ただ、ディスクブレーキには大きく分けると「油圧式と機械式」があり、それぞれ交換法が異なります。

また、形や取付方法に違いがありますが、これについては交換手順に関しては、それほど違いは無いと思います。

今回は、クロスバイクではスタンダードな機械式ディスクブレーキで取付方法がインターナショナルスタンダード式のディスクブレーキのパット交換について解説してみました。

インターナショナルスタンダード?と思った方いますか。

名前は難しそうですが、単なる名称で難しいことはありません。

後ほど解説します。

さて、ブレーキパットの交換時期ですが、これについては下記の記事で解説していますので参考にしてみてください。

クロスバイクのディスクブレーキってどうなの?デメリットや交換時期、メンテ、音鳴りについて
クロスバイクのブレーキの主流はリムブレーキですが、販売しているクロスバイクの中にはディスクブレーキを採用しているクロスバイクもよく目にするようになりました。 ディスクブレーキは、リムブレーキよりも価格が高くなる傾向がありますが、ディスクブレ...

交換手順に入る前に、さっくりディスクブレーキの種類とパット素材の違いについて解説してみます。

読む必要がない方は「メニュー」から飛ばしてください。

はんぞろ
はんぞろ

少し読みずらく、分かりにくい点もあると思いますが、未熟者とご理解いただけると幸いです。

これからも皆さんに分かりやすく配信していきたいと思いますので、ご了承ください。

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ブレーキパットの種類

パットの種類はメーカーによって形状がことなり、素材も主に3種類あります。

基本的にはブレーキメーカーが製造する純正部品を使用することがマストですが、、、、

・メーカー推進のパットが入手できない

・効きに不満がある

などの場合は同じ形状のパットであれば、他メーカーのパットでも使用できます。

素材によってブレーキの効き具合にも違いがありますので、覚えておくとパット交換時の選択肢が増えると思います。

自分のライドスタイルにあったパットを選び快適サイクリングをしましょう。

パットの素材は3種類

それぞれ素材が持つ特徴があります。

今、付いているパットの種類が分かると選択しやすいですよね。

・レンジパット

合成樹脂で作られていてディスクブレーキ特融の「音鳴り」が少なく、メタル製に比べて制動力は落ちますが、細かいブレーキ操作に向いています。

多くのディスクブレーキに採用されているスタンダードタイプの素材。

・メタルパット

メタル素材の特徴は何と言っても圧倒的な制動力。

天候が悪いウェットコンディションでも高い制動力を得られます。

しっかり止まれる利点がある反面、ディスクローターの摩耗が高く「音鳴り」しやすいデメリットもあります。

・セミメタルパット

レンジパットをベースに金属を配合したパット。

レンジパットとメタルパットの中間的存在。

当然のことながら制動力はメタルほどではなく、レンジパットに近い特性を持ったパットです。

パットの形状

出典:楽天

パットの形状はメーカーが推進する純正品を使用することが基本です。

ただ、同じメーカー同士でも形状が異なる場合があるので注意が必要です。

特に「シマノ製」は素材やパット幅に「ロナー」や「ワイド」などローターとの互換性に注意しましょう。

純正以外を選ぶ時は、現状取付てあるブレーキパットの形状や寸法から選ぶと分かりやすいです。

社外品に関しては形状や寸法が、おおよそ合っていれば「装着できない」などのトラブルはないと思います。

また、パットの中にはフィンが付いた冷却機能を高める物もあります。

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ちなみにディスクブレーキの種類と取付方法の違い

自転車のディスクブレーキには2種類のキャリパーと3種類の取付方法が異なるキャリパー形状があります。

ディスクブレーキの種類

・油圧式キャリパー

オイルの力で作動するキャリパー、小さな力で高い制動力をだすので自動車やバイクにも使用されている。

・機械式キャリパー

ワイヤーを引く力によって作動するキャリパー、主に自転車や低価格にバイクに使用されている。

取付方法の違い

・インターナショナルスタンダード

キャリパーを取り付けるネジが外側を向いていることが特徴。

ディスクブレーキの統一的規格では最も古い規格で「IS]とも略されたりもする。

・ポストマウント

主にMTBに使用される規格で、初期のディスクロードにも採用されていました。

インターナショナルスタンダード後継モデルで、制動力が高い大きなローターに対応できることが特徴。

・フラットマウント

主にロードバイクに採用されているモデル。

軽量でコンパクトにする分、大きなローターに対応できない部分があるがキャリパーの高い制動力でカバーするという点から、軽量重視のロードバイクに向いている。

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パットの交換手順

今回は機械式でインターナショナルスタンダード方式のディスクブレーキのパット交換の手順を解説します。

油圧式とは、少し手順が異なりますので注意してください。

まず自転車を逆さに置き、ホイールを外します。

キャリパーのネジ2本を緩めキャリパーから古いパットを取り出します。

この時、別のキャリパーで割ピンを使っているキャリパーもありますが、割ピン取るとパットを取り出すことが出来ます。

パットを取り出したらブレーキクリーナーを使い、軽く清掃しましょう。

ただし、この時にパーツクリーナーはNGですよ。

ローターもパットが当たる部分に軽くペーパーをかけておくと、パットとの当たりが良くなります。

清掃が済んだら新しいパットを取り付け、外しはキャリパーを元に戻し固定します。

ここからは調整作業をしていきます。

まずは、固定側パットの調節ネジを左右に止まるまで回し、ネジの回転幅がセンターになる位置にネジを調整します。

次にパットの隙間にローターが入るスペースがないようであれば、パット稼働側のワイヤーを緩めローターが入るスペースを作ります。

この時ワイヤーを緩めるのに、ブレーキレバー部分のワイヤー調節ネジを緩めるといいですよ。

ローターの入る隙間ができたら、キャリパーを固定しているネジ2本を緩めます。

タイヤを装着してブレーキを掛けながらネジを締め、キャリパーを固定します。

これでキャリパーがローターに中央の位置になったと思います。

後はパット固定側ネジとワイヤー調節ネジを使い、ローターとパットのクリアランスが左右共に0.2~0.5mmになるように調節します。

目で見ると分かりずらいですが、ローターとパットが「当たってる?」くらいで調整します。

確認はタイヤを回し、ローターの干渉を見ると分かりやすいですよ。

あとは、何回かブレーキをかけてみてください。

ワイヤーの動きで多少位置が変わる時もあります。

最後にブレーキがしっかりと効くか確認してください。

この時に注意したいのが、ブレーキレバーを思いっきり引いた時に「ストッパーに当たっていないか」。

キャリパーには「これ以上、引けない」というストッパーが付いますので、ストッパーが当たらないように調節してください。

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まとめ

今回購入したブレーキパットはセミメタルタイプのブレーキパットです。

元々レンジタイプのパットだったので、多少効きが良くなったような気がします。

それより大切なのは、前後ブレーキの割合。

基本的には「前7:後3」「前6:後4」など制動力が大きいフロントブレーキがメインになります。

まずは自分が使いやすいようにブレーキレバーの引きしろを調整することが大切だと思います。

とっさにブレーキをかけた時に自然にフロントメインのブレーキが掛けられるように調整してみてください。

そして、普段のメンテナンスをすることで、快適なライドをすることが出来ると思います。

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最後までのお付き合いありがとうございました。

他にもお役に立ちそうな投稿をしていますので、参考になるか分かりませんが読んでみてください。

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