スポーツ自転車を購入したら一番気を付けてほしいのが盗難。
日本で起こる犯罪のワースト1位が自転車の盗難事件、認知件数だけでも年間約12万8000件発生しており、1日あたり約350件の自転車が盗難にあっていることになります。
その中でスポーツ自転車は転売目的の盗難が多く、盗難された自転車が発見される確率は3~4%とかなり低く盗まれたらほとんど戻ってこないと考えた方がいいでしょう。
現在、義務付けられている防犯登録は自転車が見つかった時に持ち主がわかるようにするもので、まずは自転車が見つからなければ意味がありません。
警察官の話しによると自転車の発見方法は、「検察官の巡回」か「放置自転車の通報」が大半なので、個人使用や転売目的で自宅に持ち帰るケースでは発見されることはありません。
自転車の盗難防止は、どんな方法で対策をしても「絶対」という対策はありません。
ただ、盗難のリスクを下げる方法はあります。
そこで今回はクロスバイクを駐輪場に止める時の6つの注意点を解説したいと思います。
この6つのポイントの1つでも実践することで盗難の確率をかなり下げることが出来ます。
まずは自己紹介をさせてください。
ボビリティブログを開設している「はんぞろ」と申します。
クロスバイク歴10年以上、自転車やキックボードが好きなブロガーです。
クロスバイクで通勤して、休日はクロスバイクでツーリングやDAYキャンプ、たまに自動車のメンテナンスをしています。
只今、クロスバイクのカスタムと電動キックボードの購入を検討中。
普段は、ブログで皆さんのお役に立ちそうなモビリティ情報を配信しています。
実は私も過去に買ったばかりのマウンテンバイクを盗まれた経験があります。
それほど高いマウンテンバイクではありませんでしたが、買ったばかりで防犯登録もしてなくカギもシングルロックでした。
まさか盗まれるなんて思ってもいなかったので、盗まれた時はショックとまた自転車を買う出費、盗んだ犯人が笑っていることを思うと悔しくて、あの思いは今でも忘れません。
みなさんは防犯対策をしっかりして、盗まれないようにしましょう。
スポーツ自転車を駐輪場に置く人で防犯対策を考えている方は参考にしてください。
駐輪場の防犯対策ポイント
駐輪場を選ぶ
人気のない、つまり人の出入りが少ない駐輪場は危険です。
・人の出入りが少ないと犯行しやすい
・置いてある自転車が少ないとスペースができ盗む作業がしやすい
・カギを切断していても不思議に不審がられない
ちょっと不便でも人気のある駐輪場を選んだり、監視カメラの有無、管理人さんがいれば普段から挨拶をして自転車や自分のことを覚えてもらうことも防犯対策になります。
アクセサリーは外す
クロスバイク本体が盗まれなくても、ライトやサドルバックなどのアクセサリーが盗まれる可能性があります。
自転車のアクセサリーは簡単に外せる物がたくさんあります、長く自転車から離れる場合は取り外して必要な時だけ付けるように習慣にしましょう。
ツール缶を使うと便利
日頃、持ち歩きたい工具やパンク修理キットなどはサドルバックに収納している人も多いですね。
サドルバックの付け外しも面倒だし、持ち歩くのは少々邪魔になります。
そんな時にツール缶を使うと便利、ドリンクホルダーに入れられるのでコンパクトで取外しが簡単。
工具やパンク修理キットの他のもカギや財布を入れても便利に使えます。
最近では電子マネーの利用が多く、たまに現金が必要な時などの為に少々の現金をしまって置くと助かることもあります。
カギのかけ忘れに注意
クロスバイクだけでなく、自転車が盗難されるケースの50%以上がカギのかけ忘れ。
・カギのかけ忘れ
・カギの抜き忘れ
・地球ロックしたはずが、よく見るとまったく意味のないロックの仕方に
二重ロックが基本ですがカギの確認は必ずするように習慣づけましょう。
特に急いでいる時は忘れがち、カギは少々高くても簡単で壊されにくい物を選びましょう。
参考記事
駐輪場では上段に駐輪する
上下段に分かれている駐輪場の場合、出来るだけ上段に駐輪しましょう。
ボルトカッターやジャッキなどでカギの切断をする場合、大きな力を必要とします。
そのため地面に自転車を押さえ付けなければなりません。
高い位置に自転車が保管してあるとU字ロックなどの太いカギは切断するのが難しくなります。
また上段に保管することで、いたずらされるリスクも軽減されます。
地球ロックや二重ロックは基本
クロスバイクは計量なので、自転車本体にカギをしても簡単に持ちさらわれてしまいます。
駐輪場の枠など動かない物と自転車を繋いで地球ロックすることが大切です。
ワイヤーとU字ロックを併用すると地球ロックができ、ホイールや本体など自転車全体をホールドすることが出来ます。
GPSトラッカー
盗まれた後の対策にはなりますが、万が一盗難にあっても自転車の位置を特定することが出来ます。
ただし、きちんとしたGPSトラッカーは月額通信費用がかかりますので、安い物ではありません。
ステッカーだけでも貼っておくと視覚効果の防犯対策になります。
自転車盗難保険
自転車の盗難被害は盗難対策をしていたにもかかわらず、盗まれる時は盗まれる部分もあります。
そんな時に自転車保険に入っていれば、愛着がある大切な自転車は戻っては来ませんが、保険金を受け取ることで次の自転車を購入する費用になりますし、盗まれたショックを和らげてくれることにもなります。
盗難被害にあってから思いますが、次の自転車の購入資金があると本当に助かります。
自転車の盗難は日本でワースト1位の犯罪数です、決して他人事ではありません。
盗難保険も大切な盗難対策と言えるのではないでしょうか。
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