突然ですが、自転車の盗難保険に加入しようか迷っていませんか?
自転車を持っているけど、盗難が心配。
カギを二重ロックにしたり対策はしているけど「もし盗まれたら」と考えると、、、、
でも、加入ってなると?
・盗難保険って、いくらするの?
・おすすめの盗難保険は?
・そもそも加入した方がいいの?
こんなこと悩んでいませんか。
安心して自転車を所有し、利用するためには、適切な保険の加入が重要です。
自転車は「日常の足として」「サイクリングを楽しむアイテムとして」重要な役割を果たしていると思います。
今回は、自転車の保険で特にクロスバイクについて詳しく説明し、メリットや注意点について検討していきます。
盗難保険は、自転車の盗難や盗難による破損で生じた損害についても保険金が支払われる保険です。
気になることは保険料、自転車の価値と保険料のバランスですよね。
メチャクチャ高いクロスバイクだったら、ぜったい加入しますよね。
第一、本当に盗まれたりするの?っと思ってませんか?
実は結構な高確率で、盗まれるんです。
盗難される確率についても後ほど解説します。
今回は、盗難保険に入るべき理由とおすすめの盗難保険を紹介します。
私は「はんぞろ」と申します。
クロスバイク歴10年以上で、もう10年経つ古いクロスバイクを通勤やツーリング愛用している物持ちがいい自転車やキックボードなどの乗り物好きです。
モビリティブログを開設していて、みなさんのお役に立ちそうなモビリティ情報を配信しています。
もし良かったら、一度見学してみてください。
出来るだけ分かりやすく解説したいので、少し長くなりますが最後までお付き合いしておらえれば幸いです。
クロスバイクの盗難保険に入るべき理由
便利な移動手段として、年々販売台数を伸ばしているクロスバイク。
販売台数の50%以上をしめるママチャリは販売台数が落ちる中、クロスバイクやロードオバイク、電動自転車といった高価な自転車の販売台数は伸びています。
そして、日本で最も多いと言われている犯罪は、実は自転車の盗難事件なんです。
自転車の盗難発生状況
自転車の盗難件数は増加傾向にあり、2022年の全国で起きた自転車盗難は認知されている件数だけでも128,891件で 2021年と比べ2万件以上も増えました。
これを一日換算すると、一日平均353台が盗まれていることになります。
ただし、これは認知件数なので実際はこれ以上の自転車が盗難被害にあっているということです。
また、自転車盗難事件の検挙率はママチャリは約50%と半分を水位していますが、クロスバイクなどのスポーツ自転車は検挙率が3~4%弱と低く、盗まれるとほとんど戻ってこないことが分かります。
そして驚くことに、盗まれる時に施錠をしていないケースが50%以上という結果も出ています。
盗難には、盗難する目的がいくつかある
自転車の盗難には目的がいくつかあり、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車は盗まれて戻ってくる確率が低い理由が盗難の目的にあります。
足代わりとしての盗難
足代わりとは、ちょっとした移動に自転車を盗むというもの。
駅やスーパーに置いてある自転車を盗み、目的地で乗り捨てる。
この場合、防犯登録情報から持ち主に戻ることが多い。
*自転車の防犯登録は必ず済ませておきましょう。
個人利用や売却が目的の盗難
ロードバイクやクロスバイクのような自転車は個人利用や売却目的で盗まれる場合が多いです。
「防犯登録さえしていれば」と思いますが、見た目を少し変えて防犯シールを剥がしてしまえば何かない限り警察も不振には思いません。
また、付いているパーツ類にはシリアルナンバーなどは無くバラバラにされてメルカリやヤフオクなどのサイトで売却されたり、自分で足として使うか海外向けに売却して現金化するケースもあります。
この場合、当然戻ってくる可能性は、ほとんどありません。
標的になりやすい自転車は?
ママチャリなどの自転車は「足かわり」に盗まれることが多いので、言わいる乗り捨ての状態で放置自転車として通報があり発見される可能性はあります。
ロードバイクやクロスバイクは狙って計画的に盗む可能性が高く、ママチャリに比べ台数が少ないので標的になりやすい傾向があります。
特に高額な自転車や高額ではなくても人気車種、カスタムをして目立つ自転車などは狙われやすいことが分かっています。
ロードバイクやクロスバイクは比較的軽量なので、狭い場所でも簡単に持ち上げて盗むことが出来ますよね。
自転車盗難保険を扱う保険会社が少ない理由
損害賠償保険などの自転車保険に比べると、自転車盗難保険を扱う保険会社は少ないことが現状です。
では、何故少ないか?
それは加入者数に比べて盗難件数が多すぎる!
つまり保険会社の収入より出費が多すぎて商売にならない。
保険料がちょっと高めなのは理由の一つではないでしょうか?
なのでそれだけ「盗まれやすい」ということになりますよね。
いくつかの方法で加入できる盗難保険
まずは加入できる盗難保険を紹介する前によく聞く「火災保険で自転車の補償を受けられるの?」という疑問。
実は補償を受けることができますが、火災保険で盗難補償を受けるには「自転車がどこで盗まれたか」が重要。
保険会社により異なりますが自宅で盗まれた場合のみ、補償の対象になる可能性があります。
火災保険の一部である家財保険の補償で「盗難補償」をつけていれば補償対象となる可能性があります。
自宅の敷地内や軒先、またはカーポートなどの指定場所に管理されている状態から盗まれてしまったという場合は補償の対象となる可能性があります。
一方で、駅の駐輪場やスーパーの駐輪場など、自宅敷地外で盗まれてしまった場合は補償対象外とまります。
なので、火災保険の補償範囲は自宅で盗まれた時のみとなります。
加入するとしたら、どこで加入できるの?
自転車盗難保険は大きく分けて2種類、自転車ショップか保険会社。
自転車を新車で購入した場合のみ無料で加入できる自転車メーカーもありますが、補償内容が手厚いものではないので、御守り程度と考えた方がいいでしょう。
メーカー盗難保険の加入条件例
・新車購入時のみ加入できる(ただしメーカー指定の車種に限る)
・自転車本体以外の部品やアクセサリーは補償対象外
・盗難された自転車が発見された時に破損していても修理費は対象外
・盗難で支払われる保険金はメーカーによって違いはあるが本体価格の50%前後
ショップの盗難保険
大手自転車ショップの場合は盗難保険だけの加入ではなく、ロードサービスや点検サービスなどとセットで加入出来るサービスになっており、各販売店で購入した自転車のみ加入することが出来ます。また、付帯で補償してもらえる損害賠償補償の対象者は契約者本人のみになります。
加入できる自転車ショップは
・サイマ
・サイクルベースあさひ
・イオンバイク
サイマ
サイマの盗難補償は「サイマスタンダード安心パック」というサービスに加入することで受けられる補償です。
セット内容
・自転車ロードサービス
・お店でパンクケア
・パーツ購入10%OFF
・盗難補償サービス
・賠償責任保険(1億円まで)
サイマで購入した自転車が対象で、賠償責任保険の対象者も契約者本人のみになる点と盗難補償が自転車本体のみでアクセサリーなどは対象外になる点が注意点です。
補償期間 | 加入料金 | 保険適用 | 免責 |
月単位/10年まで | 550円/月 | 自転車本体が盗難にあった場合のみ | 50% |
月単位で加入できる点は良いですが、免責率50%は大きな負担です。
たとえば、10万円の自転車なら5万円の負担、大きいですよね。
サイマ公式サイト
https://cyclemarket.jp/guide/standardPackNew/
サイクルベースあさひ
サイクルベースあさひの盗難補償は「サイクルメイト」というサービスの中に含まれており、加入料金が自転車の購入金額によって違うことが特徴です。
セット内容
・盗難補償
・購入時の防犯登録料
・点検サービス
・修理工賃10%OFF
・出張修理引き取り無料サービス
盗難補償の対象が自転車本体のみでパーツは対象外な点と、盗難補償を受ける前に自転車が見つかったが破損している場合、免責金額を超える部分のみ補償を受けることが出来る点が注意点です。
保証期間 | 加入料金(3年間) | 保険適用 | 免責 |
3年 | 自転車本体価格に応じて 3000~10000円 | 本体の盗難のみ パーツの盗難は対象外 | 自転車本体価格 30万円以下は20% 30万円以上は50% |
アプリDLで半年間の自転車保険が付いてくる(購入から10日以内)得点があるので、利用するとお得です。
また、加入は3年間で延長が出来ない点は注意点です。
サイクルベースあさひ公式サイト
イオンバイク
イオンバイクの盗難保険は「自転車あんしんパック」というサービスに含まれています。
このサービスは自転車の購入金額が3万円以上でないと加入することが出来ませんので注意してください。
セット内容
・修理工賃50%OFF
・パーツ購入10%OFF
・点検、調整無料
・賠償責任保険(1億円)
・盗難保険
・虫ゴム交換無料(プレミアム型のみ)
「自転車あんしんパック」は保険料が登録する地域によって異なる点と3つのコースから選ぶことが出来る点が特徴です。
また、加入できるのは自転車購入時だけなので注意しましょう。
補償期間 | 保険料 | 保険適用 | 免責(プレミアム型) | 免責(3年型) | 免責(1年型) |
3年 | 地域別 2800~6220円 | 本体の盗難のみ パーツの盗難は対象外 | 1年目90% 2年目70% 3年目60% | 1年目80% 2年目60% 3年目40% | 1年目80% 2年目60% |
経過年数に応じて免責金額が増えていくのは、考えてしまいますよね。
イオンバイク公式サイト
各ショップで購入した自転車のみ加入出来るという点と、免責金額が多い点が気になりますよね。
保険会社の盗難保険
自転車の盗難保険は取り扱う保険会社が意外に少なく、今回は代表的な3社を紹介します。
・ちゃりぽ
・Zutto Ride
・すぽくる
各保険会社とも、自転車の購入金額によって保険料が変わります。
比較表
#表の保険価格とは、購入本体価格+アクセサリー価格です。
Zutto Ride | すぽるく | ちゃりぽ | |
年間保険料 (保険価格10万円) | 2,900〜5,067円 (プランによる) | 3300円 | 7,000円 |
年間保険料 (保険価格15万円) | 4,295〜7,531円 (プランによる) | 4950円 | 10,500円 |
年間保険料 (保険価格20万円) | 5,745〜10,065円 (プランによる) | 6600円 | 14,000円 |
加入できる自転車の価格 | 1万円以上 | 10万円以上 | 5千円~50万円 |
盗難時の免責 | 0% | 0% | 30% |
加入できる時期 | 購入から90日以内 | 無し | 購入後1ヶ月以内 |
支払い方法 | クレジット、銀行、 コンビニ | クレジットのみ | クレジット、銀行、 コンビニ |
盗難時の免責とは、支払われる保険料の自己負担をする割合。
たとえば、補償料10万円で免責30%の場合に支払われる保険料は7万円、3万円は自己負担になります。
3社とも免責金額が0%もしくは30%の点がうれしいですよね。
ちゃりぽ
ちゃりぽ盗難保険は盗難にたいする心配度や予算に応じて、自転車購入金額以下であれば5000円から50万円まで設定が可能な点が特徴です。
良い点
・自転車購入金額5,000円から50万円加入できる
・どんな種類の自転車も加入OK!(販売証明書が必要)
・後付けパーツも保険の対象(保険契約時に付いているパーツが対象)
・予算に応じてプラン設定ができる
・どこで買った自転車も加入できる(個人売買を除く)
どこで買った自転車も5,000円から加入できることは、いいですよね!
ただ注意点は、加入できるのは自転車購入から一か月以内なので気を付けましょう。
いまいちの点
・保険料が他社に比べて高い設定
・盗難保険のほかに、損害補償も付いているが必要ない人にはその分値段か高いのでマイナス
・最大契約年数が2年(契約延長手続きはできません)
・盗難時の免責が30%
2年後、契約延長ができない点と免責が30%ある点は、ネックですね。
ちゃりぽ公式サイト
すぽるく
「すぽくる」は自転車購入金額が10万円以上でないと加入することが出来ませんが、破損・盗難も補償してくれる保険です。
良い点
・購入日に関係なく、いつでも加入できる
・免責0なので盗難にあった場合、保険金を100%もらえる
・盗難以外に破損も補償してくれる
衝突、接触、転倒などで自転車が破損した場合も補償を受けられる
・経過年数にかかわらず購入金額を補償
購入日に関係なく、加入できる点は良いですよね。
いまいちの点
・契約期間中に後付けしたパーツは対象外
・保険料の支払いがクレジットのみ
・加入できる自転車が10万円と高め
・パーツやアクセサリーのみが盗難された場合は対象外
・契約年数が最長2年で更新できない
購入金額が10万円以上でないと加入出来ない点は、保険料の支払いがクレジットのみの点はネックになります
すぽるく公式サイト
Zutto Ride少額短期保険
盗難被害や事故による車両の損傷も補償する保険で、5つのプランの組み合わせて自分にあった最適な補償内容の保険にすることが出来ます。
良い点
・加入できる自転車が購入価格1万円からで、どんな自転車もOK!(防犯登録済みの自転車)
・盗難以外でも盗難による全損、事故による全損・分損も補償する
・パーツやアクセサリーも補償(自転車購入時に取り付けたパーツやアクセサリーが対象)
・補償期間は1年または2年を選択でき、最大10年まで更新可能
新車、中古車、年式、車種問わず防犯登録済であれば購入金額1万円から加入でき、パーツやアクセサリーも補償対象になる点は魅力です。
いまいちの点
・1年につき10%、協定保険価格が下がる
・加入できる期間は、購入から90日以内
・個人売買で買ったパーツやアクセサリーは対象外
協定保険価格とは
加入した自転車の価値が1年に10%づつ下がっていく制度。
例えば、10万円で加入すると1年後には9万円に下がる、年々自転車の価値が下がっていく。
その分保険料も安くなって行きます。
最終的に評価額が1万円を切ると更新できなくなるという制度です。
ZuttoRide公式サイト
まとめ
以上のように自転車盗難保険について解説させていただきました。
保険会社の補償内容に比べメーカーやショップの補償は、しっかりとした補償とは言えない部分がありますよね。
そして保険会社の中でも本誌オススメはZuttoRideのずっと自転車盗難車両保険です。
おすすめ理由は、
1万円以上の自転車ならどんな自転車でも加入でき、盗難はもちろんのこと、盗難による損害やパーツ・アクセサリーなども補償し、保険料もリーズナブル。
保険は万が一に備え加入するもの、後で「入っとけば良かった」と後悔する前に加入しておきましょう。
また、保険は使わないで済むことが一番ですよね!
その為には防犯対策も大切です。
防犯対策は、こちらの記事を参考にしてみてください。
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