「クロスバイクが欲しい」となったら気になるポイントで、選んだ理由にもなるメーカー選び。
クロスバイクには、「ルック車」と言われる見た目は確かにクロスバイクだけど、使用している素材や部品が1万円のママチャリレベルなんていうクロスバイクも存在する、幅広い価格帯と種類があるスポーツ自転車です。
クロスバイクを選ぶ時、まずは人気車種や有名メーカーなど情報をゲットしたいですよね。
その後に各パーツ、たとえばブレーキやタイヤ、素材の違いなどによる性能の違いなどを参考に、気に入った車種を選ぶような順序ではないでしょうか。
そんな時たとえば「店舗で説明を聞く」なんて方法も情報を得る手段ですが、ぶっちゃけ店舗の在庫の都合や店員さんの好みなどで、誘導的に説明されるケースも無い話してはありません。
ちょっと、ひねくれて考えすぎですかね?
そんなことで、ある程度メーカー情報は覚えておきたいところですよね。
今回は、海外5社と国内3社の人気メーカー特徴と代表車種について解説したいと思います。
この記事を読むことで人気メーカーの特徴がわかり、自分好みのクロスバイクを選ぶ選択肢を絞ることが出来ると思います。
クロスバイクは自転車市場でも激戦区
2022年5月の自転車国内販売動向調査によると、1店舗当たりの新車平均販売台数ではクロスバイクが2.6台で1位になっています。
また、価格帯別の販売台数では3万~5万円代が46.4%、5万~8万円代が32.1%と全体の80%近くの締めています。
クロスバイクは、その人気から多様なメーカーが参入してライダーのニーズに応えるよう技術面の向上、デザインやスタイリングなどを追求し消費者の好みに合った製品の開発に力を入れてます。
価格帯もコストを抑えたエントリーモデルや高価格帯のプレミアムモデルを用意するなど幅広い価格帯に合せたモデルを発表して消費者のニーズに応えてます。
そのほかにもクロスバイクはブランドの信頼性や歴史も購入において重要な要素となり、信頼性の高いメーカーやブランドは、競争力を維持するために品質管理や顧客サポートにも力を入れています。
クロスバイクは年々進化し、軽量化や乗り心地の向上、スタイリッシュなデザインの物が発表されています。
また、アウトドアの人気からアドベンチャーにも利用されるようになっており、グラベルライドやバイクパッキングなどのニーズに対応したモデルも登場するようになりました。
クロスバイクを購入したユーザー中には豊富なアイテムからカスタムを楽しむ人や快適な走りを左右するメンテナスを楽しむ人も増えてきてます。
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メーカー紹介の前に
メーカーの紹介の前に、クロスバイクのことを少し知っておくことも何かの参考になるかもしれません。
・そもそもクロスバイクって、どんな自転車?
クロスバイクは1980年代のアメリカが発祥で、スポーツ性能と実用性を兼ねそろえた乗りやすい自転車として人気を集め、その後世界中の自転車メーカーが扱うようになりました。
日本での人気の上位は海外メーカーが押さえておりますが、日本のメーカーもライダーのニーズや日本の道路事情にあったクロスバイクを開発することで、人気を集めています。
詳しい解説はこちらの記事で
日本で人気の海外の主要メーカー4社
海外メーカーの特徴は、なんと言ってもデザインの良さ。
自動車メーカーでも見られますが、海外メーカーはオリジナリティーが強いデザインが人気の理由です。
独奏的なフレーム形状とカラーリングは国内メーカーにはない、カッコよさがあります。
1. Giant(ジャイアント)
ジャイアントは世界最大の自転車メーカーの一つであり、その品質と信頼性は業界で高く評価されているメーカーです。
自社製品の開発に積極的に技術革新を取り入れて、軽量で耐久性があり、快適なライドを楽しめるクロスバイクを提供します。また、初心者から上級者までの幅広いライダーに対応するモデルを発表して消費者のニーズに応えているメーカーです。
動画サイトでも数多く紹介されるクロスバイクの代表格とも言えるESCAPE R3をリリースしているメーカー。
街中でもよく見かけるクロスバイクで通勤、通学に使用する人から本格サイクリングを楽しむ人まで、幅広いユーザーに人気です。
代表的なクロスバイク
ESCAPR R3
みんなが知るベストセラーモデルで2024年に発表した第五世代となるモデルでは、前モデルよりシンプルになったフレームに32cのタイヤを装着して快適性を向上させました。
また、このデザインを手がけたのは日本人で、日本用に考えたデザインと言ってもいいでしょう。
2. Trek(トレック)
トレックは全米シェアNo,1を取得しているメーカーで、クロスバイクおいてはパフォーマンス重視で設計されており、スポーティなライドを楽しむことができまるメーカーです。
多様なライダーのニーズに応えるため、様々なバリエーションのクロスバイクがあるのも特徴で、コミューター向けのモデルからアドベンチャーライド向けのモデルまでバリエーションが豊富です。
また、トレックは航空宇宙産業にも採用する開発技術で最新のテクノロジーを取り入れ、傷害保障が受けられるフレームも人気の理由です。
トレックの代表的なモデルといえば、「FX]フラッグシップモデル。
クロスバイクらしい走りの中に、通勤や通学でも使える実用性も兼ねそろえたエントリーモデルが人気です。
代表的なクロスバイク
トレックFX1Disc
軽量なアルミフレームを採用し、変速機やブレーキのワイヤーをフレーム内を通すことでスッキリとした外観と軽量化を実現。
通勤や通学などに必須な泥除けやキャリアを取付可能にするマウントネジ穴がフレームに付いているので、簡単に取り付けることが出来ます。
3. Specialized(スペシャライズド)
スペシャライズドのクロスバイクは、ライダーのニーズに合わせてパフォーマンス、耐久性を重視して設計するメーカーです。
また、ライダーが自分のクロスバイクをカスタマイズできるようなオプションを提供し、個々の好みやニーズに合った自転車を作ることができることも特徴です。
スペシャライズドは常に研究と開発に投資し、最新の技術とイノベーションを取り入れています。その結果、市場で競争力のある製品を提供するメーカーとも言えます。
個性的なデザインのクロスバイクが目当ての人におすすめのメーカー。
代表される「Sirrus」のエントリーモデルでは、豊富なカラーバリエーションと独創的なデザインが特徴的です。
代表的なクロスバイク
ライダーの乗りやすさを追求し、人間工学に基づいてデザインされてクロスバイク。
走行する環境や路面状況にあわせて走行できるように、2×9のコンポーネントと油圧式ディスクブレーキを搭載。
また、アルミニューム合金フレームとスチールフォークを採用して、あらゆる舗装路で耐えられるように設計されています。
4. Cannondale(キャノンデール)
キャノンデールのクロスバイクは、軽量で高性能なアルミフレームを採用している製品が多く、「カーボンキラー」とも称された強固なフレームとデザインが特徴です。
これにより、素早い加速とスムーズな操作性を実現しています。
独自のスタイリッシュなデザインで知られており、その外観は他のメーカーとは一線を画しています。
また、パフォーマンスを重視した設計がなされており、トレイルやアスファルトなどさまざまな地形で優れた性能を発揮します。
Cannondale(キャノンデール)と言えば、おしゃれなデザインが人気のメーカーです。
代表的なクロスバイクでは「Quick]が有名で、ラインナップが豊富に展開せれておりレディース向けサイズの用意されています。
代表的なクロスバイク
QUICK 5 エメラルド MD
700x35cの太めなタイヤとディスクブレーキを装着し、しっかりと止まれる安心感と快適な乗り心地を実現。
ホイールセンサー搭載で、スマホの無料アプリと連携する事でスピード、距離、消費カロリーなどを記録する事が出来ます。
5.Bianchi(ビアンキ)
ビアンキは1885年に創業された長い歴史を持つ老舗メーカーです。そのため、伝統的なクラフトマンシップと技術を持ち合わせているメーカーです。
美しいデザインと洗練されたスタイルで知られ、ビアンキの伝統的なCeleste(チェレステ)と呼ばれる明るい青緑色のフレームは街中でも目を引く特徴的なフレームです。
素材にもこだわり軽量で耐久性のあるアルミニウムやカーボンファイバーなどの高品質な素材を使用し、最新の製造技術を駆使して作るクロスバイクは高いパフォーマンスと快適性を追求しています。そのため、軽量で剛性がありながらも乗り心地に配慮されたフレームやコンポーネントが実現しています。
また、さまざまなモデルや価格帯があり、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応するクロスバイクを展開し、ライダーが自分に最適な自転車を選ぶことが出来ます。
幅広い価格帯の車種を展開していて、コスパの良さも定評があります。
一瞬見ただけで「ビアンキ」と分かるほど大衆的な緑青色(チェレステ)はブランドカラーで、確かな品質とコスパを求める人におすすめのメーカーです。
代表的なクロスバイク
Bianchi (ビアンキ) C・SPORT 1
ビアンキのベストセラーモデル、あらゆる舗装路で安定な乗り心地と快適な走行をするために、定番のVブレーキに3×8のコンポーネントを搭載、タイヤは38Cを採用したクロスバイク。
普段使いからサイクリングまで多様な用途に対応できるモデルです。
品質への信頼が高い日本の3大メーカー
日本のメーカーの特徴は何と言っても、高い信頼性と品質です。これは安全性や耐久性に直結することでユーザーに安心感を提供してくれます。
また、サポート体制や補償などのアフター面においても、高い安心感を提供している部分が国内メーカーの特徴と言えます。
国内メーカーは普段使い向けのクロスバイクが多い印象があります。
サイクリング適しているロードバイク寄りのクロスバイクが好きな自分にとっては、寂しい気がします。
1.BRIDGESTONE(ブリヂストン)
ブリヂストンのクロスバイクは、都市生活に適した機能性と洗練されたデザインとスタイリッシュな外観が特徴です。
ブリヂストンはタイヤメーカーとしての高い技術力と品質管理体制を活かし、高品質なクロスバイクを提供し、初心者から上級者まで幅広いモデルをはじめ、通勤やレジャー、アウトドアアクティビティに適したさまざまなラインナップが展開されています。
また、フレームにアルミニウムやカーボンファイバーを採用したモデルもあり、信頼性の高いコンポーネントを搭載して快適で安定した走行を実現しています。
サポート面では信頼性の高い製品と顧客サポートを提供し、ライダーに安心して自転車を楽しんでもらえるよう努めているメーカーです。
品質と信頼性が高い日本のメーカーの代表とも言えるブリヂストン。
クロスバイクの専門メーカーではないが、メーカーブランドとしての高い品質と技術は安心できるポイント。
普段使いで主に使用して、やっぱり国産で安心を求める人にはおすすめのメーカーです。
代表的なクロスバイク
XB1
ブリヂストンのクロスバイクの中では普段使いからフィットネスまで、軽量で走行性能に優れてモデル。
標準装備でサイドスタンドとLEDライトが付いているほか、オプションパーツも専用のリアキャリアや泥除け、カゴなどもあり、快適使用のクロスバイクです。
2.NESTO(ネスト)
ネスト(NEST)は日本の自転車ブランドで、クロスバイク市場において独自の特徴を持っている シンプルで洗練されたデザインが特徴のメーカーです。
日本の美意識に基づいたデザインでありながら、機能性や実用性も重視されています。
また、機能性では、軽量でありながらも耐久性が高いアルミニウムやカーボンファイバーなどの高品質な素材を使用し、快適で安定した走行を提供するメーカーでもあります。
ネストもう1つの特徴は、都市生活に適した機能性を備えコンパクトで取り回しやすい設計や、街乗りに便利なアクセサリー類が充実しており、快適な街乗り走行ができる点から幅広いライダーに好まれ使いやすい自転車を提供するメーカーという点です。
ネストのクロスバイクは、カスタマイズ性の高さも特徴の1つ、さまざまなオプションやアクセサリーを用意し、ライダーが自分好みの仕様にカスタマイズすることができます。
ネストはマルキンやコーダーブルームなどのブランドを展開し、幅広い車種を扱うメーカーです。
NESTO(ネスト)は5万円以下のリーズナブルな価格で購入できるモデルが多く、カラー展開も豊富なことから、初心者でも好みのデザインを選びやすいメーカーです。
通勤や通学などの普段使いに丁度いいラインナップが揃っています。
代表的なクロスバイク
NESTO(ネスト)LIMIT 2
抜群の走行性能を実現したディスクブレーキを搭載したモデル。
強度と軽量性を併せ持ったアルミフレーム素材を採用して、生産時に2度溶接が行われており、強度と軽量性を両立しているのが魅力です。
また、700Cのタイヤに特殊繊維の一種 ケブラービードを採用しているのもポイント。グリップ力や走行性能が高く、スポーツサイクルらしい乗り心地が楽しめるのもおすすめポイントです。
3. MIYATA(ミヤタ)
ミヤタ(MIYATA)は120年以上の歴史がある日本を代表する自転車メーカーであり、クロスバイク市場では高品質な素材と緻密な製造技術によって作られることから、信頼性が高く、安定した性能を持つ自転車メーカーとして人気です。
ミヤタは日本の職人技術を活かした製造プロセスを重視して、品質の高さと耐久性を実現しています。
また、デザイン性はクラシックなデザインと美しいフォルムが特徴で、日本の美意識に基づいたデザインが特徴です。
ラインナップでは、初心者向けから上級者向けまで幅広いライダーのニーズに応えるモデルを展開し、通勤やレジャー、スポーツ走行など、さまざまな用途に適したクロスバイクが提供されています。
快適性と乗り心地の向上にも注力し、適切なジオメトリーやサスペンション、クッション性の高いシートなどが採用され、長時間のライドでも疲れにくい設計となっています。
ミヤタのクロスバイクは高品質で信頼性があり、日本の美意識と技術力が融合した製品として、多くのライダーに支持されています。
ミヤタのクロスバイクは、クロモリフレーム採用モデルが有名です。
アルミやカーボンなどのフレームと比べて重たい弱点を克服し、軽量かつ量産できるクロモリフレームを作り出し上級者からも高い人気を集めています。
代表的なクロスバイク
ミヤタ(MIYATA) EXクロスDISK
街乗りに重視したデザインと使用の「EXクロス」。クロスバイクの走りと、シティサイクルの積載性を兼ね備え、フロントバスケットは邪魔にならない横置きタイプでバックやカバンがすっぽり入る大型バスケットを搭載しており荷物が多くても心配がいりません。また、平地から坂道まで様々な走行シーンに対応できる外装8段の変速機を採用し、2021モデルからはディスクブレーキも装備しています。
クロスバイクを選ぶ7つのポイント
1. ライディングスタイルに合ったメーカー選び
クロスバイクの主な用途は通勤、レジャー、フィットネスなど多岐にわたります。メーカーごとに得意とする分野が異なるため、自分のライディングスタイルに合ったメーカーを選ぶことが重要です。
たとえば、スポーティでパフォーマンス重視のライディングを好む場合は、TrekやCannondaleのようなメーカーが適しています。一方で、快適性や都市部での利便性を求める場合は、GiantやSpecializedが良い選択肢となります。
2. フレームで選ぶ
メーカーごとに使用されるフレームの材質や設計が異なります。軽量で耐久性のあるアルミニウムやカーボンファイバーのフレームを提供するメーカーもあれば、コストを抑えたスチールフレームを採用するメーカーもあります。
ライダーは自分の好みや予算に応じて、フレームの材質や設計について考慮する必要があります。
3. パフォーマンスと機能
クロスバイクのパフォーマンスは、搭載されているコンポーネントやフレームの材質によって大きく異なります。高性能なブレーキや変速機、軽量で耐久性のあるフレームを持つモデルを選ぶことで、より快適で効率的なライドを楽しむことができます。
パフォーマンスにこだわる場合は、自転車の重量、速度、加速度、安定性など、さまざまな面を検討して選びましょう。
4. サイズとジオメトリー
クロスバイクのサイズとジオメトリーは、快適なライディング大きく影響します。
メーカーごとにサイズチャートやジオメトリーが異なるため、自分の身長や体格に合ったサイズを選ぶことが重要です。
5. サポートと保証
メーカーのサポートや保証も重要な要素です。
信頼性の高いメーカーは、製品の保証やアフターサポートが充実しており、万が一のトラブルにも迅速に対応してくれます。
メーカーの保証期間やサポート体制、販売店の対応などを事前に確認することも重要です。
6予算
クロスバイクの価格帯は幅広く、3万円くらいから30万円ぐらいまでさまざまです。予算を明確に設定し、それに応じたモデルを選ぶことが重要です。
予算内で最も高性能なクロスバイクを選ぶか、予算に合わせてコストを抑えたエントリーモデルを選ぶか、自身の予算に合わせて選択肢を絞りましょう。
7. スタイルとデザイン
クロスバイクは様々なスタイルやデザインがあります。あなたの好みやライディングシーンに合ったスタイリッシュな外観を持つモデルを選ぶことも大切なポイントです。
カラーオプションやフレームの形状、アクセサリーの取り付け可能性など、スタイルに関する好みを考慮して選びましょう。
これらのポイントを考慮しながら、自分のライディングスタイルやニーズに最も適したクロスバイクメーカーを選ぶことが大切です。
関連記事 通勤、通学におすすめのクロスバイクを選ぶポイントは
まとめ
クロスバイクのメーカーは数多くのメーカーが存在します。
メーカーは独自の技術や性能を進化、向上させて市場のニーズに対応しています。
1. ライダーのニーズに合った提供
2. デザインやスタイルの選択肢:
3. 技術や性能
4. 幅広い価格帯
5. サポートやアフターサービス
これらのメーカーの多様性があることで、ライダーは自分にとって最適なクロスバイクを選ぶ際により多くの選択肢を持つことができ、満足度の高いライディング体験を得ることができます。
また、クロスバイクを購入する時にメーカーを選ぶポイントは
1ライディングスタイル
2フレーム
3パフォーマンスと機能
4サイズとジオメトリー
5予算
6スタイルとデザイン
7サポートと保障
この7つのポイント押さえ選ぶことで、自分にあったクロスバイクを見つけることができます。
また、最寄りの自転車専門店に相談することも良いでしょう。
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