クロスバイクって何となく聞いたことありますよね。
このクロスバイクという呼び名、ちょっと自転車の事を調べると、すぐに出てくる定着した名前ですが、クロスバイクは英語で「Hybrid bike」と呼ばれ、Hybridとは「異なる種類のものの混成」という意味です。
実はクロスバイクと呼ばれる種類の自転車の幅は広く、これと言って定義も無いのです。
各自転車ブランドでもトランスポート・トレッキング・コンフォートなどと呼び名が違い、ややこしい部分もあります。
とは言えクロスバイクとは、ざっくり言うとマウンテンバイクとロードバイクを足して2で割った自転車で、普段使いに便利で中距離サイクリングに向いているスポーツ自転車と思えばいいと思います。
個人的には、自転車初心者が価格的にも低めで自分好みにカスタムしやすい、乗って楽しいスポーツ自転車と思えばいいと思います。
今回はこのクロスバイクを少し掘り下げて解説したいと思います。
自己紹介させてください。
はんぞろと申します、キャラは若いですが自転車好きなアラフェフです。
クロスバイク歴10年、最近は電動ミニベロを欲しくて検討中。
欲しくなったきっかけは「脚力の無さ」。
普段も通勤をクロスバイクで頑張っているのですが、サイクリングに出かけると「電動ママチャリに坂で負ける」仕方ない事かと思いますが悔しい。
で、自分の体に素直に「坂は電動に頼ろう」と。
なので、バッテリーが小さめのミニベロを模索中、もちろんクロスバイクは継続して楽しみます。
長くなりなしたが、現在の仕事は塗装業、前職は自動車修理・販売を計10年以上勤めてました。
なので、クロスバイクは自分でマッドブラックに色変え、クロスバイクのカスタムも楽しんでます。
どうぞよろしくお願いいたします。

特徴

まずは特徴から、クロスバイクには7つの特徴があります。
<<< 1・気楽に始められる >>>
スポーツ自転車でありながら価格帯が「4万円ぐらいから」と安く、日常的に使いえる利便性もあり、ロードバイクのような長距離向きではなく、気軽にサイクリングやポタリングを楽しめる30km前後の中距離向きなので、日常的に使えるスポーツ自転車が欲しい人や週末サイクリングやポタリングを楽しみたい初心者が気軽に始められる自転車です。
<<< 2・軽くて丈夫 >>>
シティバイク(ママチャリ)に比べ価格は上がりますが軽量フレームを使っているので快適な走行が出来ます。
ほとんどのクロスバイクが鉄ではなくアルミ素材を多く使いサビにくく、車体自体も耐久性が高くメンテナンスをしていれば長く乗ることが出来ます。
ちなみに僕のクロスバイクは10乗っていますが好調です。
<<< 3・ロードバイクのようなフレーム構造 >>>
姿勢がロードバイクのような前傾姿勢になりペダルに力をいれやすく、早く走れる構造になっています。
<<< 4・フラットバーハンドル >>>
ロードバイクよりもハンドル操作がしやすく、マウンテンバイクでも採用しているようにしっかりと握れクイックな操作ができ街中での走行で歩行者や障害物を回避するのにクイックに操作することができます。
本当にフラットバーハンドルは操作しやすいです、マウンテンバイクの競技見てもハンドル操作すごいですよね。
<<< 5・変速ギア >>>
シティバイク(ママチャリ)よりも段数の多い変速ギアを装着しているので走行性能が高いので、坂道での足の負担を軽減し、サイクリングを軽快に楽しむことが出来ます。
<<< 6・使い方にあったカスタムが出来る >>>
車体自体の購入金額もロードバイクに比べ低価格で、パーツ類も比較的安く買えるので自分好みの自転車にカスタムしやすい。
また、パーツも豊富で普段使いに便利なカゴやサドルバック、スマホホルダーなどから、脱着可能なマッドガードやキャリアなど用途にあわせてカスタムを楽しむことも出来ます。
自分もスタンド、スマホホルダー、前後ギア交換などカスタムを楽しんでます。
<<< 7・見た目の良さ >>>
実用的でありながらスタイリッシュなデザインで、スポーツ性能と使い良さを兼ねそろえた自転車。
クロスバイクの大きな特徴「スタイリッシュで実用的」これが人気がある理由だと思います。
カゴを付けても違和感ないし、スポーティにカスタムすると格好いいですよね。
残念な部分
多彩な場面で活用できるクロスバイクですが残念な部分も6つあります。
<<< 1・ロードバイクに比べ重い >>>
気軽にサイクリングを楽しめるが車体が重いので、ロードバイクのようにスピードが乗らない点と足えの負担が大きい点。また、ロードバイクに比べ若干姿勢が起きるので長時間乗っているとお尻が痛い。
<<< 2・運行や車載が難しい >>>
比較的大きく持って運ぶには重いため、運行には向いていない。
自動車などに乗せる場合も車輪やフレームが大きく専用キャリアを使わないと乗らない。
クイックリリースタイプでタイヤを外して乗せる手段もありますが、ある程度のスペースが必要です。
写真
<<< 3・シティバイク(ママチャリ)よりメンテナンスが必要 >>>
ママチャリに比べスピードが出るクロスバイク、ブレーキや変速ギアが繊細に作られているので定期的なメンテナンスが必要です。
メンテナンスをおこたるとブレーキの効きが悪い、変速ギアが上手く動かないなど不具合が起きて事故の原因にもなりかねません。
<<< 4・盗難されるリスクがある >>>
日本で最も多い犯罪、自転車の盗難。
自転車の盗難にはママチャリは移動目的、ロードバイクは転売目的など自転車によって盗難目的が違います。
クロスバイクは日常的に使用している人も多く、ロードバイクのようにしっかりとした施錠をかけないので盗難されやすく、付いているパーツなどを転売目的で盗難したりママチャリより早く移動できるなどの理由から盗難リスクが高いのが現状です。
ちなみに自転車が盗難される時に施錠をしていない自転車が約50%というデータもあります。
<<< 5・車種によっては追加出費が多い >>>
最初から泥除けやカゴが付いているタイプも販売しれているが、サイクリング向きのタイプはロードバイクのように軽量化目的でアイテムがついていない場合もあります。
その場合、必要なアイテムを後から購入する必要があるので出費が増えます。
クロスバイクと言っても
クロスバイクと言ってもその幅は広く、太めのタイヤにカゴやスタンド、大きめの泥除けが装備されたシティバイクよりのタイプ。
反対に走行に不要な泥除けやスタンド、カゴなどを装備せずに軽量化をし、変速ギア段数を多く装備したロードバイクよりのタイプ。
マウンテンバイクのようにフロントサスペンションを装備したタイプなどのあるように、クロスバイクにはこれと言った定義もなく多種多様な種類のクロスバイクがあるので、まずは自分の用途にあった使用のクロスバイクを選ぶことから始めましょう。
種類は大きく分けて3種類
・街乗りが主
・サイクリングが主
・路面状態が悪い道をすることが多い
これらから選択するのですが、この3つについて解説しましょう。
<<< 普段使い重視のタイプ >>>
普段の街中での使用を考えて作られているクロスバイクで、最初からスタンド、泥除け、ライトなどのアクセサリーが装備されているタイプ。
・タイヤはシティバイクで装備されているようなオールシーズンのようなパターンでクッション性を高める太めのタイヤをはいている。
・サドルのクッション性が良く少し大きめ
・姿勢が少し起きるフレーム形状
・乗りやすい少し高めのハンドル形状
・グリップは握りやすい太めの丸グリップなどの特徴があるクロスバイク。
<<< サイクリング重視のタイプ >>>
ロードバイクのように走行に必要がないアクセサリーは基本ついていないタイプ
・タイヤパターンがスリックに近く、やや細め
・クイックリリースを採用している
・ロードバイクのようなフレーム形状と軽量素材を使っている
・変速ギアの段数が多い
・やや低めのハンドル位置でエルゴングリップを採用している
<<< 悪路使用のタイプ >>>
マウンテンバイクの要素を取り入れたクロスバイク、段差や凹凸が多い道路を走行する目的で作られたタイプ
・フロントサスペンションが装備されている
・比較的太くしっかりとしたフレームを使っているd
・しっかりと握れる太めのグリップ
・タイヤが太めでパンクしにくいタイヤ
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このように大きく3つに分類することが出来ます。
クロスバイクを選ぶ6つのポイントと違い
ここではクロスバイクの詳細な違いを選ぶポイントとして解説していきます。
このポイントは購入する時に役立つので押さえておいてください。
- <<身長にあったフレームサイズ>>
一般的にフレームサイズとはサドル下のシートチューブ上部からペダルが付くボトムブラケットの中心なでの長さを示します。
フレームが多き過ぎると停車時に足が付かず転倒しやすかったり、小さいと足が伸び切らずペダルを漕ぎにくくなるなどの支障がでます。
メーカーによって基準の違いがありますので、購入時には店員に聞くかメーカーHPで確認するとようです。
- <<重量>>
自転車は車体が軽いほど少ない力で進める為、初めてクロスバイクを購入する方は軽量モデルがおすすめ。
クロスバイクは10kg~15kgのモデルが多いので13kg以下を目安に選んでみてください。
- <<フレーム素材>>

フレーム素材には主に4種類の素材を使用しています。
スチール素材・・・・主にママチャリに使用している素材で、鉄を主成分にしていて低コストだが重くサビやすいデメリットがあります。
クロモリ・・・・炭素鋼(鉄と炭素の合金)にクロム(硬く耐久性があるステンレスに使われる金属)とモリブデン(強度が増す素材)の合金素材、サビにくく加工しやすく、良くしなり振動吸収性に優れる素材
アルミ・・・・大半のクロスバイクに使われている素材で、クロモリ素材より低コストで軽量でサビにくい
カーボン素材・・・・とにかく軽いが衝撃に弱い弱点があり、コストが高い。
- <<タイヤの太さとパターン>>

タイヤは太いほど衝撃吸収性に優れ路面の段差を気にせず走行でき、乗り心地よく走行安定性があります。
一方でタイヤが細くなれば軽く抵抗が少なくなる為、高速走行が出来るという特性があります。
一般的にクロスバイクの場合は、ある程度太めな対パンク性能が高いタイヤが多く、ロードバイクではグリップ力としなやかさが高いタイヤが使われます。
また、タイヤパターンもママチャリにしようしているオールマイティなタイヤパターンからロードバイクに使用されるスリックに近いタイヤまでありますので用途にあわせて選びましょう。
後でタイヤだけ自分好みの物に交換するのもいいと思います。
- <<バルブの種類>>
タイヤバルブには3種類(英式、米式、仏式)あり、オススメは米式。

空気もれが少なく、取り扱いがしやすいので、自動車やバイクなどにも使用されています。
ママチャリに使用されている英式バルブは多くの自転車に使用されホームセンターや100円ショップなどで手に入りやすいバルブですが、空気が漏れやすく正確な空気圧が測れない点やバルブチューブが劣化しやすい点がありますのでオススメできません。
また、仏式バルブは取り扱いが少し難しい点があります。
- <<ディレイラーのトップルート、ダウンルート>>
ディレイラー(変速機)ワイヤーはフレームの上を通る上引き(トップルート)とフレーム下を通る(ダウンルート)タイプの2種類があります。
ロードバイクは舗装された道路を走る前提の為、泥対策をする必要がないので邪魔にならないダウンルート採用している車種がほとんどです。
一方、マウンテンバイクなどは跳ねた泥がワイヤーに付着して変速操作に支障が出る可能性があるのでトップルートを採用している車種がほとんどです。
クロスバイクの場合、どちらとも言えない部分がありますがメーカーに左右される場合が大半です。
フロントタイヤの泥はねは思っている以上にありますので、日常的に使用するのであればトップルートを採用している自転車が安全です。
個人的な使った感想ですがダウンルートの方がメンテナンスが面倒な点がありますが、操作性は良さそうです。
- <<サドルの高さ、形>>
クロスバイクの場合、ロードバイクに比べ姿勢が起きて、街中を主に走行すると仮定すると信号待ちなどで停車している時間も長いと想定されサドルがロードバイクに比べ大きくクッション性の良いものを採用しています。
これはペダルにかかる荷重が少なくなる分、お尻に荷重がかかる分が多くなると仮定したからです。
ですが、あまり大きいとペダルを漕ぎにくくなりますので用途に応じて選びましょう。
後からクッションが付いたサドルカバーを付ける人も少なくありません。
経験上30km以上のサイクリングをするとお尻の痛さが気になります。
まとめ
クロスバイクは簡単に言うとロードバイクとマウンテンバイクを足して2で割った日常的に使えるスポーツ自転車です。
また、初心者向けの低価格で購入できるスポーツ自転車とも言えます。
そして、その範囲は広く大まかに3つの種類に分けることが出来ます。
・日常的に使いか
・サイクリングを中心に使うか
・周囲環境が悪路が多いか
また、サドルやタイヤ、タイヤの太さなど詳細な部分にも違いがある多種多様な自転車です。
購入後は比較的低価格でカスタムが出来る自転車なので、自転車好きは自分好みにカスタムしたクロスバイクを1台は持っているという声が多い、人気の自転車です。
クロスバイクはメンテナンスをしていれば、便利で長く乗れるスポーツ自転車と言えるでしょう。
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