フロントディレイラー(トリプルギア)の調整、初心者目線で解説

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「クロスバイクのフロントディレイラーが動きにくい? 新しいフロントディレイラーに交換した時などのディレイラーの調整手順を解説!」

フロントディレイラーの調整は初めてでも、専門誌やシマノの情報を参考にすれば誰でも意外と簡単です。

今回は私がその手順にしたがって作業した様子を初心者目線で解説します。

トリプルギアの場合を中心に説明しますが、2段ギアでもほとんど同じ手順ですので、参考にしてください。

はんぞろ
はんぞろ

僕はこのサイトを管理する「はんぞろ」と申します。

クロスバイク歴12年、E-Bickと2台持ちのサイクリングと普段使いにクロスバイクを楽しむアラフィフのおやじです。

自転車はまだまだ初心者の自分が、初心者だからこそ分かる目線から解説していくブログです。「初心者、大丈夫?」と思うかもしれませんが安心してください。

自動車だったら板金から修理、塗装まで車検以外はすべて自分でやる腕を持っています。

自動車と自転車、似てますよね。

冗談はともかく、正しい情報と初心者ならではのことを解説していきますのでよろしくお願いします。

早速、解説していきます

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最初に確認したいこと

作業に入る前に3つのことを確認してください。

関連部品の不具合があると正しいディレイラーの調整ができません。

✔ワイヤーの動作

ワイヤーを固定しているボルトを緩め、手で引っ張りながら、シフトレバーを動かして抵抗なくワイヤーが動くか確認してみてください。

引っかかったり、硬い場合は、ワイヤーの切れかけやサビている可能性があるので交換をおすすめします。

ワイヤーの交換時期は2年または、5000kmが目安と言われています。

フロントギアのワイヤーは他のワイヤーに比べて使用頻度が少ないので、多少長く使用しても問題ないと思いますが、定期的な交換は大切です。

✔フロントディレイラーのズレ

転倒や接触が原因で、ディレイラーの取付位置がずれていないか確認してみましょう。

ここでのディレイラーの取り付け確認は「チェーンと並行になっているか」と「フロントスプロケットに接触していないか」を見てください。

また、取付ボルトも緩んでないかみておきましょう。

✔サビや汚れ

ディレイラーの可動部分に汚れやサビが付いていると、上手く可動しない場合があります。

パーツクリナーを使いサビや汚れを落とし、グリスアップしておきましょう。

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使用する工具

今回使用した工具は、ドライバー、アーレンキー、ペンチの3点。

工具はディレイラーによって違いがあるので、必要な工具を用意しよう。

また、メンテナイススタンドがあると何かと作業しやすいです。

これからメンテナンスやカスタムを楽しむ方は必須アイテムなので購入しておきましょう。

安物でも十分使えます。

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作業手順

まずは、大まかな流れと調整ネジ

1・ディレイラーの位置調整

2・インナーギア調整

3・ワイヤーテンション調整

4・アウターギア調整

5・変速確認

まずは、フロントディレイラーのワイヤーを緩めます。

1・位置調整

位置調整はフロントディレイラーをシートポストに固定しているボルトを緩めて作業します。

フロントディレイラーの外側ガイドプレートとアウターギアが平行になるようにセットします。

さらに、フロントディレイラーのガイドプレートとアウターギアの隙間が1~2mmになるようにします

2・インナー側の調整

フロントをインナー側(小さいギア)、リアをローギア(大きいギア)にチェーンを移動させます。

すいません、写真はギアがインナー側に落ちてませんね。

ディレイラーガイドプレート内側とチェーンのクリアランスを確認します。

クリアランスは0.5~1mmになるようにセットします。

調整はLネジ(インナー側)を回して調整します。

チェーンがディレイラーに当たり「カリカリ」と音がするかしないかぐらいから、微調整で鳴らなくなるくらいがベスト。

3・ワイヤーの張りなおす

緩めたワイヤーを張りなおします。

まずは、シフトレバーにあるアジャスターボルトを時計回りに回して、一番閉まっている状態にします。

次に閉まっている状態から一周だけ反時計回りに回していきます。

これは、この後でワイヤーの調整する時にどちらの回転方向にも調整できるようにするためです。

次にフロントディレイラーのワイヤーを固定します。

ワイヤーはたるみが無いように、しっかりと引っ張って固定します。

ワイヤーをペンチなどで引っ張ると楽に引っ張れます。

ミドルギアでワイヤーを調整

ギアをフロントはミドルギアに、リアはローギアの位置にします。

ここで2段ギアの方はギアをアウターギアに入れて調整します。

2段ギアの方はこの部分の作業だけ、トリプルギアと誓います。

フロントシフトレバーアジャスタボルトでワイヤーの張りを調整して、ディレイラーガイドプレートのインナー側とチェーンのクリアランスが0.5~1mmになるように調整します。

この時もインナー側と同様にチェーンが当たるか当たらないかがベスト。

4・アウター側調整

チェーンをフロントはアウター側(大きいギア)、リアはトップギア(一番小さいギア)に移動します。

ディレイラーガイドプレートの外側とチェーンのクリアランスを調整します。

クリアランスは0.5~1mmになるようにセットします。

調整はHネジ(アウター側)を回して調整します。

ここでもインナー側と同じようにチェーンがガイドプレートに当たるか当たらないかに調整します。

5・動作確認

すべての調整はこれで完了です、最後に動作確認と不具合対応を行います。

以下は主な不具合とその原因です。

1. インナーギアからミドルギア、アウターギアへのチェーンの入りづらさ

原因: ワイヤーの張り不足

対応: シフトレバーアジャスターボルトを反時計回りに回し、ワイヤーを張ります。アジャスターボルトを1/8回転ずつ調整してください。

2. アウター側でのチェーンの脱落

原因: ディレイラーの動きが過剰

対応: Hのアジャスターボルトを1/8回転ずつ時計回りに回し、脱落しない位置まで調整します。

3. インナーギアへのチェーンの入らなさ

原因: ディレイラーの可動範囲が不足

対応: Lのアジャスターボルトを1/8回転ずつ反時計回りに回し、チェーンが入る位置まで調整します。

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最後に

最後に、フロントディレイラーの調整は自転車本体やリアギアの組み合わせによって完璧に調整できない場合もあることがわかりました。

たとえば、無理なたすき掛けのリアギアとローギアのフロントギアの組み合わせや、比較的安価なディレイラーやフロントギアを使うと、精度が低下し、チェーンがガイドプレートに当たってしまうことがあります。

しかし、ほとんどの場合はしっかりと調整できるようです。

はじめて作業した私にもできました。

是非、挑戦してみてください。

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