クロスバイクのフロントギア交換、交換して分かった注意したい点

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今回はフロントシングルギアからトリプルギアへ交換に挑戦してみました。

自分のクロスバイクは元々フロント・リアともシングルギアで、見た目もスッキリして良く気に入っていましたが、なにせ坂道がしんどい。

気に入っていて長年頑張ってきましたが、今回フロント3段・リア8段に交換することにしました。

今回の作業で気付いた点や注意点、手順について書いてみたので参考になれば幸いです。

また、今回はフロント・リアとも交換したのですが、両方を解説をすると長くなるので、この記事ではフロントギア交換について解説していきます。

リアは別記事で解説していますので参考にしてみてください。

参考記事

シマノ製リアギア(スプロケット)に交換、スプロケットの種類や交換手順
クロスバイクに乗っていて、立ち漕ぎなどペダルを強く漕いだ時「ガチャガチャ」とチェーンが滑る現象になったことがありませんか。 これは「歯とび」という現象で、スプロケットの刃先が摩耗しており、チェーンと嚙み合っていないために起きる現象です。こう...

また、フロントギアやリアギアを交換する場合、ディレイラーが適合範囲かを調べなければなりません。

それについては別記事で解説しているので参考にしてください。

参考記事

リアディレイラーのトータルキャパシティって何のこと、最大Tってなに?
クロスバイクのリアギア(スプロケット)やフロントギアを歯数の違うギアに変えたり、リアディレイラーが壊れた為に交換する時に注意が必要なのが、トータルキャパシティーと言われるリアディレイラーの適応範囲。 リアディレイラーには3つの種類があり、使...
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はじめにちょっとフロントギアの豆知識

はじめに、ギア関連の検索をするにあたって、覚えていた方がいい用語があったので解説しておきます。
必要がない人は飛ばしてください。


チェーンリング」とはクランクに付いているギザギザの歯車部分のことです。

一般的に「チェーンリング」はクランクとセットになっている物が販売されていますが、個別のパーツですので単体での交換も可能です。

また、「クランク」はペダルとの接続部分で、チェーンリングとペダルを繋げている棒の部分をクランクと言います。

一般的な呼び名は一体化している物をフロントギアとか、クランクセット、チェーンホイールとも呼ばれます。

BBとはボトムブラケットの略で、自転車本体とクランクを接合して回転軸となる部分をいいます。

ちなみに後輪に付いている輪っかはリアギアであり、「スプロケット」と言います。

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今回使用した部品

☑️フロントギア

今回使用したチェーンホイールは、「シマノ(SHIMANO) フロントチェーンホイール(MTB) FC-M311 ブラック 48-38-28T」ですが、センターのBB(ボトムブラケット)との接合部分の形状に種類があるようで、使用したホイールはスクエアーテーパー [四角軸]という形状の物で、大半がこの形状のようですが念のため確認しておくといいでしょう。

・使用したチェーンホイール

また、ギアの段数やギア歯数によってリアディレイラーやチェーンの交換も必要になる場合がありますので注意しましょう。

ギア変更によるリアディレイラーの適合については別記事で解説していますので参考にしてください。

参考記事

リアディレイラーのトータルキャパシティって何のこと、最大Tってなに?
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☑️フロントディレイラー

取り付ける時の確認点は4つ

・取り付け方法 

ディレイラーを固定する方法

大半がバンドタイプですが、直付けタイプもありますので注意しましょう。

今回使用したディレイラーは、バンドタイプφ34.9mm(31.8/28.6mmアダプタ付)です。

 

・スイング方式

ディレイラーの稼働方式は2種類があります。

ダウンスイング固定位置から下側でスイングする
トップスイング固定位置から上側でスイングする

取り付ける場所によって選びましょう。

写真はダウンスイング、取付位置より下にスイングする部分があります。

・プルの方式
プル方式とはワイヤーをディレイラーに繋ぐ方向。

ダウンプルディレイラーの下側からワイヤーで繋ぐ
トッププルディレイラーの上側からワイヤーで繋ぐ
デュアルプル上下両方に対応

・対応トップギア

対応トップギアとはフロントギアの一番大きいギア歯数の適応範囲のこと。

以上の点を確認して選びましょう。

・使用したフロントディレイラー

☑️シフトレバー

使用するギアの枚数に応じて選びます。

ブレーキレバーと一体式もありますが、今回はセパレートタイプを選びました。

・使用したシフトレバー

☑️ワイヤー

ワイヤーにはインナーワイヤー(内側)とアウターワイヤー(外側)があり、ブレーキ用やシフト用に分かれています。

それぞれ用途が違うだけでなく、インナーワイヤーは太さ(径)も違います。

例えば、シマノのインナーワイヤーは、

ブレーキワイヤー = 1.6mm径

シフトワイヤー = 1.2mm径

となっており、これはロードバイク・MTB・クロスバイクでも共通の部品です。

インナーワイヤーの太さが違うため、対応するアウターワイヤーもそれぞれの専用のものを使用する必要があります。

☑️チェーンにも種類があります。

シマノ製ではギア段数に応じて分類されています。

・6/7/8速用

・9速用

・10速用

・11速用

・12速用

5種類分けされているので注意しましょう。

・使用したチェーン

この他にもシマノのチェーンには、グレードに違いやディレイラーとの互換性もあるようなので、興味がある方は検索してみてください。

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必要な工具

今回用意した自転車専用工具の他にモンキーレンチ、6角レンチ、ニッパに+ドライバーといったところでしょうか。

専用工具は写真の物ですが、ちょっと使いずらい部分もありますが最初は安いのセット品でも十分です。

後から必要な物を順次買い替えていけば良いと思います。

これからクロスバイクに乗っていくならメンテナンスするにも専用工具が必要、定期的なメンテナンスは快適に走るには絶対必要。

・使用した工具

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チェーンクランクの交換手順

1・チェーンを外す

今回はシングルギアからトリプルギアに交換なので、チェーンも交換。

まずは不要になるチェーンを外します。

ギアの消耗などの理由で付いているチェーンクランクと同じ仕様の物との交換でも、チェーンも同時に交換することをおすすめします。

すり減ったチェーンと新品のギアでは、かみ合わせが良くないですよね。

2・チェーンクランクを外す

まずは、クランクアームからペダルを外します。

ペダルは先に外しておいた方が作業が楽です。

次にクランク中央の6角ボルトを外して、コッタレスクランク抜きを使いチェーンクランクを外します。

3・BB脱着と清掃

BBの交換はしないので外す必要はありませんが、こんな場所は滅多に外さないし、意外に汚れていますので清掃をしておきます。

4・チェーンクランクの取り付け

取り付けはコッタレス抜きは使用せず、6角ボルトを締めるだけです。

チェーンクランクの取付が終わったら、ペダルも付けておきましょう。

5・フロントディレイラー取り付け

フロントディレイラーはチェーンクランクのトップギアと1~3mmの隙間開けて、クランクに対して真っすぐに取り付けます。

ディレイラーがチェーンカードに当たらないように注意しましょう。

6・シフトレバー取り付け

シフトレバーを操作しやすい場所と角度に調整して固定します。

アウターワイヤーを必要な個所で通しながら、インナーワイヤーをディレイラーと繋げます。

7・チェーン取り付け

チェーンを適切な長さに調整して、取付ます。

8・調整

フロントディレイラーの変速調整をして、作業終了です。

以外に新品のチェーンには油があまり付いていないので、注油しておくといいですよ。

僕が普段使用しているチェーンオイルは、AZ(エーゼット) B1-001 自転車用 チェーンルブ マルチパーパスです。

特殊合成油ベースとPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を配合して、長距離ラン向けに開発されたオイルです。

9・試乗

試乗してディレイラーの動きやペダルなどに不具合がないか確認して、作業終了です。

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最後に今回思ったこと

今回はチェーンクランクの交換について解説しました。

乗ってみて思いましたがフロントギアのトリプル化は良かったと思います。

普段は真ん中ギアで、スピードを出したい時はトップギア、坂道はローギアと。

また交差点などで速度を落とす時もリアギアなん段も落とすより、フロントギアを1段落とすだけで済みますので楽です。

前後のギア比も使いやすく、今の自分の脚力ではあっていると思います。

1つ言えば、シフトレバーが使いにくい点ですな、安いからなのかレバーの稼働域が大きく扱いずらい点です。

写真
たとえばフロントギアではシフトダウンはワンプッシュですが、シフトアップは奥までグッと押し込まないと変速しません。

半分くらいの稼働域で変速してほしいです。
自転車店に行って情報を集め、別のレバーも試してみたいと思います。

自転車の部品交換は他の部品交換にしても、手順さえ分かっていれば簡単に出来ると思います。

他の部品交換についても解説していますので参考にして、自分好みのカスタムをして快適なライドを楽しんでください。

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