自転車で走行する時にスマホをバックやポケットに入れておくと電話やメッセージの着信があってもわからなし、落下してしまう心配があります。
そこで登場する便利アイテムがスマホホルダー。
自転車用スマホホルダーは走行中に電話やメッセージの着信を確認したり、アプリのナビや走行記録の計測などが見ることが出来る便利なアイテムです。
ネットや自転車店で販売されていますが
「違法じゃないの?」
「どんなタイプがスマホが落ちにくい?」
「使い勝手がいいのはどれなのか?」
と思いますよね。
今回はスマホホルダーの違法なやってはいけない使い方とタイプ別メリット・デメリット、選ぶポイントについて解説します。
本記事を読んで自分の使用にあったスマホホルダーを見つける参考にしてください。
スマホホルダーは違法?という問題
自転車に乗りながらスマホ操作をすることは、危険運転となり違法と認識している人は多いと思います。
では、スマホホルダーにスマホを装着して使うのはどうでしょう?
まず、スマホホルダーを自転車に装着することやスマホホルダーにスマホを装着して走行することは違法ではありません。
では、何が違法に?
それは走行中のスマホの操作や画面注視は違法ということ。
走行中のスマホ操作は片手運転になり、ハンドルやブレーキ操作に支障が出るという点から違法になり、画面注視は前方不注意から危険回避に支障が出る点から違法となります。
なので、信号待ちや停車しての操作は違法にはなりません。
例えば、傘や荷物を持っての片手運転もハンドルやブレーキ操作に支障があるため違法となります。
よって、スマホホルダーを装着すること、停車中にスマホを操作することは違法にはなりません。
スマホホルダーのタイプ別メリット・デメリット
スマホホルダーには、大きく分けてラバー・バック・フックの3つのタイプがあります。
ラバータイプ
ラバータイプを実際に使った感想ですが、本体の固定やスマホの固定がゴムバンドなので落下の心配が常にありました。
衝撃や転倒が原因でスマホが落下する可能性は3つのタイプの中で一番高いと思います。
また、ホルダーごと落下した場合もスマホを保護する役割はほとんどありません。
走行中に揺れる点も使用に問題はありませんが気になる点でした。
メリット
・振動が伝わりにくい
素材がゴム製という点から小さな振動を吸収しスマホを守りますいうことですが、あくまで「伝わりにくい」という程度です。
確かに横の振動に対してはゴムバンドなので軽減しますが、縦の振動はプラスチックの台座にゴムを被せてあるので多少軽減される程度なので、スマホに微妙な振動が伝わりにくい程度。
・コンパクトで軽量
普段はフレームバックなどに収納しておいて使う時だけ取り付けたい、シンプルの物が好きだという人には便利なアイテムです。
・どんな大きさのスマホにも対応
ゴムバンドで固定するので、大抵の機種に対応します。
ただし、小さいと落下の心配がありますので対応する大きさを確認する必要があります。
・脱着が簡単
スマホの脱着がバンドをかけるだけなので、簡単にでき便利です。
デメリット
・防水性がない
言うまでもなくありません。ゴム製ですので錆びる心配はありませんよね。
・揺れる
スマホの固定がゴムバンドのみなので、しっかりと固定されず走行中の段差の乗り越えなどの時にかなり揺れます。
・突然切れて落ちる可能性
固定するバンドがゴム製なので、劣化や外部からの衝撃によりバンドに亀裂が入り、使用中に突然切れてスマホが落下する可能性があります。
バックタイプ
今回紹介している中で落下、振動、転倒時のスマホの保護という面で最も心配がないタイプと言えます。
しかし、使用して分かりましたが
・スマホの脱着が面倒
・光を反射して見ずらい
・夏、バック内が高温になる
などデメリットが多いタイプと言えます。
メリット
・防水性がある
バックタイプの一番のメリットです、突然の雨や自動車が跳ねた水からもスマホを保護することができ安心です。
・転倒した時スマホを保護
万が一、転倒した場合やホルダーが外れて落ちてしまった場合にスマホを外傷から守る一番のタイプだと思います。ただし、バックタイプは全般的にスマホの出し入れがしずらいので、出し入れする際にスマホを落とさないように注意しましょう。
・収納
バックタイプの中でも収納スペースがあるタイプは付けている部分がハンドル周りなので取り出ししやすく便利。常時使うグローブや裾止めバンドなどを入れておくと取り出しやすく便利です。
デメリット
・スマホの出し入れが面倒
ファスナーを開けてスマホをセットしてファスナーを閉める3ステップ、この3ステップが意外に面倒に感じます。ワンタッチタイプに比べると特に感じます。
・光が反射して見ずらい
透明のフィルム部分に光が反射して、太陽が当たる場所では特にスマホの画面が見ずらいです。
・タッチ操作性が悪い
一応は反応しますが、かなり感度が悪くなります。特に透明フィルムが浮いている部分では少し強めに押さないと反応しません。
・充電ケーブルが使えない
バックタイプの中には、充電ケーブルを刺すほどスペースがない物がありますのでスマホの大きさとバックに十分にスペースがあるか確認しましょう。
・バック内が高温になる
バック内の通気性が悪いので、スマホ自体の熱と高い外気温で熱がこもりスマホへの影響が気になります。
フックタイプ
メリット
・さまざまなスマホに対応
フック部分が大きくスライドするので大小さまざまなスマホを固定することが出来る
・しっかり固定
スマホを四隅から固定するため、しっかりと固定して落下しにくく、安定感がある
歩道の段差や悪路を走っても四隅をしっかりとホールドしてるので落下の心配がなく安定感が高い
・土台部分が稼働して、好きな向きや角度に調整できる。
これ以外な盲点で、バックタイプやラバータイプは角度調整が出来ないタイプがほとんどです。
角度調整がついていると、日光による光の反射をさけて見やすい角度に調整することができるので便利です。
・ワンタッチで取り外しが簡単
片手で簡単に脱着が出来るので、自転車に乗りながらスマホで写真を撮ることがある方やコンビニなどに寄りスマホを使うことが多い方など、脱着が多い方にオススメ。
デメリット
・防水性がない
・使わない時に見た目が悪いし、音が気になる
大きく以外に目立つので、スマホを付けていないと見た目の悪さが気になります。
なので、使用しない時はホルダーを外すか、フックを縮めた状態にするなどするといいかなと思います。また、フック部分を広げた状態で走行するとカタカタと音がするのが気になります。
・コンパクトに収納出来ない
工具不要で取付られるタイプは簡単に取り外し出来るので盗難されやすいです。
駐輪場などに自転車を置く場合は、取り外しフレームバックやリュックなどに収納するとコンパクトにならない分、場所を取ります。
六角ボルトやネジを使って止める工具が必要なタイプであれば心配ありません。
スマホホルダーを選ぶポイント
スマホホルダーを選ぶ時のポイントを6つ紹介します。
6つのポイントを押さえて、自分に用途にあったスマホホルダーを見つけてみてください。
・取付位置
まずは、スマホホルダーを取り付けたい位置を確認しましょう。
取り付けたい位置に干渉してしまいそうな物は無いか、見やすい位置か。
また、ハンドルバーのサイズも確認しておき、サイズにあった物を選びましょう。
・振動
ホルダーを選ぶ時に一番気になる点です。
スマホは振動をあたえ続けると故障の原因になると言われています。実際に使用してみると自転車の場合、路面の小さな振動はタイヤの太さにもよると思いますが、一般的なクロスバイクのタイヤの太さであればハンドルやスマホホルダーに伝わる振動は、あまり感じません。
振動が伝わるのは、段差を乗り越えた時の振動というより衝撃です。この衝撃は軽減できるとしても、どのホルダーを使っても「大丈夫」と言える衝撃吸収能力は無いと思います。
ホルダーの中で「振動が伝わらない」という点で言えばバックタイプが伝わりにくいと思います。また、ラバータイプは「素材がゴムだから」という理由から「振動が伝わりにくい」と言いますが、あまり意味が無くフックタイプもフック部分はゴム素材を使っていて、あまり変わりないかと思います。
振動の吸収という点では、どのタイプも多少の違いはあると思いますが、ほとんど無意味だと思います。
歩道などの段差が多い道を走る方や悪路を走ることが多い方はスマホホルダーはおすすめ出来ません。
そうは言っても皆さん使用していますので、一般的な使用では問題ないと思います。
・濡れない
スマホ自体が防水性のある物であれば心配ありませんが、防水性の無いスマホはゲリラ豪雨や自動車が跳ねた水などの突発的な水濡れが心配。また、フードデリバリーなど雨の中でも使用したい人はバックタイプを選ぶとよいでしょう。
しかしバックタイプは、スマホが使いにくい点に注意。
フィルム面に光が反射して画面が見づらく、タッチパネルの反応が悪いデメリットがあります。
雨の中で使う予定がある人のみ、選択肢に入れることをおすすめします。
・落ちない固定力
自転車のスマホホルダーを選ぶ時にチェックしたいのがスマホの固定力。走行中、段差を乗り越える衝撃でスマホが落ちたりずれたりすると、スマホの破損やスマホに気を取られ事故に繋がる危険性があります。
おすすめは樹脂や金属性のフックタイプのホルダー。凸凹道を走行してもスマホをしっかりとホールドして、落下の心配がありません。ラバータイプやバックタイプは、すぐにスマホが外れることはなかったものの、安定感に欠け揺れたり段々とずれたりします。
万が一、転倒などの大きな衝撃があった場合、固定力が高いフックタイプといえど外れる可能性はあります。
そんな時はバックタイプが安心、バックタイプは本体固定もマジックテープを使用している場合が多く外れにくく、スマホをキズや衝撃から保護してくれます。
・充電
走行中にアプリやGPS機能を使うと、スマホのバッテリー残量はとても早く減ってしまいます。
スマホホルダーに装着した状態で充電が出来れば、バッテリー残量を気にせず使用出来ます。
バッテリーケーブルが使用出来るか確認しましょう。
また、自転車用のスマホホルダーには充電器と一体になっているタイプがありますので、長距離のサイクリングをする人などにオススメです。
・盗難の心配
スマホホルダーは以外に盗難されやすいアイテムの一つ。
普段、使用頻度が多い人、取り外しが面倒な人は、工具を使って六角レンチやネジで固定するタイプをe選ぶと盗難対策になります。
また、使用頻度が少ない人はクリップのようにフレームを挟み込みネジを回して固定する工具不要タイプがおすすめです。ネジは手で簡単に回せるので、使用しない時は簡単に外して保管することが出来ます。
まとめ
スマホホルダーは多く販売されている代表的な物は3つの種類があります。
・ラバータイプ
・バックタイプ
・フックタイプ
それぞれタイプにメリット・デメリットがあり、それらを参考に6つのポイント
・取付位置 | ・固定力 |
・振動 | ・充電 |
・濡れない | ・盗難対策 |
ポイントを押さえることで、自分の使用にあったスマホホルダー見つけることが出来ます。
スマホホルダーは普段使いで乗る自転車には外せない便利アイテム、正しく使用して事故の無いよう気を付けましょう。
ちなみに、自分はラバータイプをフレームバックに入れて常時持ち、バックタイプは小物入れとして付けっぱなし、フックタイプは普段は付けっぱなしで盗難の恐れがある場合は取り外し、必要に応じて付けるという、贅沢使用です。
便利なアイテムと言えば、ドリンクホルダーもあると便利ですよね。
参考記事
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