最近、よく街で見かけるようになった電動キックボード。
手軽で便利そうだし、移動手段として購入を検討されている人もいますよね。
今回は、電動キックボードで公道走行するための基本的ルールや
購入する時に選ぶポイントについて解説したいと思います。
公道走行するには?
電動キックボードで公道走行するには、いくつかの条件があります。
現在の法律では?
ニュースなどでは法改正が騒がれていますが、2021年10月現在の法律では、
道路交通法上、電動キックボードは原付一種や原付二種、
パワーの大きいものでは中型バイクに分類されます。
電動キックボードはエンジンでは無くモーターで動くので、
モーターの出力でそれぞれ分類されます。
また、公道走行するには電動キックボードにウィンカーやライトなどの
保安部品が付いていなければ走行はできません。
免許は必要?
それぞれに適応した運転免許証が必要です。
エンジン | ~50cc | 51cc~125cc | 126cc~ |
モーター | ~600w | 601w~1000w | 1001w~ |
免許 | 原付一種 | 原付2種 | 中型 |
現在販売されている電動キックボードは、ほとんどがモーター出力600w以下で
原付免許で運転出来ます。
ヘルメットは?
電動キックボードは、上記で解説したようにバイク扱いなので、
ヘルメットは着用が義務付けられています。
また、車道のみ走行可能で、歩道や自転車専用道路は走行出来ません。
お巡りさんに捕まると罰則されます。
電動キックボードのヘルメットは、よろしければこちらを参考に
ナンバー登録は?
公道走行をするのであれば、ナンバープレートを登録する必要があります。
登録するには、保安部品が付いた電動キックボードで、
販売証明書(譲渡証明書)または、廃車証明書があれば登録することが出来ます。
よろしければ、下記の参考にどうぞ
保険は?
電動キックボードで公道走行するのであれば、ナンバープレートを登録して
自賠責保険に加入しなければなりません。
お巡りさんに捕まると罰則されます。
違反した場合は、「1年以下の懲役または、50万円以下の罰金」
また、道路交通法違反の点数が6点となり、ただちに免許停止処分
自賠責保険は、他人に対する保険で、
事故が原因の自分のケガや壊した物、壊れた自分の電動キックボードは
保障してくれません。
任意保険に加入することをオススメします。
保険に関しては、下記を参考にしてみてください。
電動キックボードを選ぶ時のポイント
電動キックボードは2万円台から数十万円のモデルまで、多くの車両が販売されています。
そのなかで、自分の使用目的に合ったモデルを探せるように、次の7つのポイントに注意して選んではいかがでしょうか。
バッテリーが脱着できるタイプ
バッテリーの充電は、毎日あるいは数日に一度欠かせませんよね。
充電はコンセントがあれば出来るのですが、保管したい場所に都合よくあればよいのですが、そうとも限りません。
特にアパート暮らしの人や外で保管を考えてる人は、以外にコンセントが都合よくありません。
アパート暮らしで部屋で保管を考えてる人は、狭いスペースで保管場所も限られるので、コンセントの近くに保管出来なければ、電源を取る方法を考えなければなりません。
また、外での保管は特にコンセントがありませんよね。
バッテリーが脱着できるタイプであれば、バッテリーを外して充電できるので、便利ですよね。
重量
公道走行可能な電動キックボードの重量は軽いものは7.5kgほど、 重いものになると40kgほどもあり、公道走行可能な電動キックボードの場合、保安部品装備、航続距離やパワーの問題でバッテリーが大きくなり重量が12kg以上の物が大半です。
折りたたんで手軽に持ち運びできるのが電動キックボードの利点ですが、バッテリーの容量や走行性能を考えショックアブソーバーが付いてるタイプを選ぶと、どうしても重量が重くなりがちです。
ですが重量が重いとメリットもあり、バイクと同じで重量が重いほど走行は安定します。
持ち運ぶ時や走行性能をトータル的に考えると10kg~15kgぐらいのタイプを選ぶとよいと思いますが、自分のライフスタイルにあった物を選ぶことが一番良いと思います。
たとえば、公共機関に持ち込むことが多い人は重くても15kgぐらいまで、持ち運びをそれほどしない人は、15kg以上のタイプを選ぶとよいでしょう。
公共機関への持ち込みは、大きさや重量制限などのルールがありますので、各公共機関に確認すると良いでしょう。
公共機関への持ち込みは下記でも解説しています、参考にして見てください。
耐荷重
見落としがちなのが耐荷重。
電動キックボードの耐荷重は100kg前後のものが多いですが、
なかには50kg~60kgなどのタイプもありますので注意しましょう。
耐荷重は、自分の体重+荷物の重さで選ぶとよいでしょう。
航続距離
航続距離は短いより長い方が良いですよね。
航続距離が長いバッテリーで短距離での使用をすると、毎日充電する必要がないにで充電回数も減り、バッテリーの寿命を延ばすことにもなります。
その反面、傾向として航続距離が長くなるとバッテリーが大きく重くなり、電動キックボード本体が重くなるので持ち運びが大変になりますよね。
走行中バッテリーがなくなってしまっては、ただの荷物、航続距離は十分余裕がある車種を選びましょう。
ブレーキ
電動キックボードのブレーキには、大きく分けてハンドブレーキ・フットブレーキの2種類がありますが、ハンドブレーキが搭載されたキックボードを選ぶのがおすすめです。
フットブレーキは、後輪のカバーを足で踏むことでブレーキをかけるタイプ。ハンドブレーキにくらべブレーキがあまり効かず、慣れていないとバランスを崩し転倒の危険もあります。
一方ハンドブレーキであれば自転車と同じような感覚で使うことができ、しっかりと止まることが
できますので、安全で初めてでも扱いやすいといえます。
ブレーキは前後ハンドブレーキで、ディスク式かドラム式を採用しているタイプをオススメします。
ブレーキについては、下記でも解説していますので参考にしてみてください。
タイヤのタイプ
電動キックボードの走行に大きく影響してくるのがタイヤ。
街中の路面は意外とデコボコしています。
タイヤは大きいほど路面の影響を受けにくく、走行性能が良いと言えます。
また、タイヤは大きく分けて2種類のタイプがあります。
メリット | デメリット | |
硬いタイプ | パンクの心配が無い 抵抗が無く、スピードが出やすい | 路面のデコボコをひろい振動する |
エアータイプ | 路面のデコボコを吸収する | パンクの心配がある 抵抗があり、スピードが出にくい |
タイヤ以外にも走行性能を安定させるサスペンション機能がついているものがあります。
大半は、前後にバネのサスペンションが装備され、路面のデコボコを吸収します。
街乗りなら、エアタイヤにサスペンションを搭載したものをおすすめします。。
最高速度
最高速度は40~50km/hぐらいでるタイプがオススメです。
電動キックボードは原付扱いなので、法定速度は30km/h。最高速度がそれ以上出ても無意味では?と思う人もいるかもしれない。
だが原付に乗った人であればわかると思うが、道路の左端に駐車されたクルマをかわす、といったシーンでは瞬間的に大きなパワーが必要とされ、そのような際にはこのムダにも見えるパワーが安全性を高めてくれる。また、坂道で大きくスピードが落ち込むことも少なくなります。
車種によっては、最高速度を3段階に切り替えできるタイプもあり、好みのスピードに切り替えて走行するとアクセルの調節をしなくてもよく便利ですのでオススメです。
電動キックボード10選
COSWHEEL EV Scooter 価格 126.500円
スマートキーで防犯機能付きで駐車時も安心
バッテリー脱着 | 不可 |
重量 | 24.8kg |
耐荷重 | 100kg |
航続距離 | 35km |
ブレーキ | 前後ハンドレバー式 ディスクブレーキ |
タイヤ | サスペンション付き 10×2.5インチ エアーレスタイヤ |
最高速度 | 45km/h |
eXs(エクス)1 価格 54.208円
比較的軽量でちょっとした移動や通勤に最適
バッテリー脱着 | 不可 |
重量 | 16kg |
耐荷重 | 120kg |
航続距離 | 18~25km |
ブレーキ | 前後ハンドレバー式 ディスクブレーキ |
タイヤ | 前後サスペンション付き 8.5インチ エアーレスタイヤ |
最高速度 | 25km/h |
eXs2(エクス)2 価格 87,846円
大型ブロックタイヤでオフロード走行が楽しめる
バッテリー脱着 | 不可 |
重量 | 23.5kg |
耐荷重 | 120kg |
航続距離 | 35~40km |
ブレーキ | 前後ハンドレバー式 ディスクブレーキ |
タイヤ | 前後サスペンション付き エアータイヤ |
最高速度 | 35km/h |
BLAZE EV SCOOTER 価格 152,000円
トロリー付きで、ちょっとした持ち運びは楽ちん
バッテリー脱着 | 不可 |
重量 | 24.8kg |
耐荷重 | 120kg |
航続距離 | 35km |
ブレーキ | 前後ハンドレバー式 ディスクブレーキ |
タイヤ | 前後サスペンション付き エアータイヤ |
最高速度 | 30km/h |
E-KON グランデ2.0 価格96,690円
走行性能、コスパの良さでおすすめの一台
バッテリー脱着 | 不可 |
重量 | 20kg |
耐荷重 | 約120kg |
航続距離 | 約35kg |
ブレーキ | 前後ハンドレバー式 ディスクブレーキ |
タイヤ | 前後サスペンション付き 10インチ エアタイヤ |
最高速度 | 38km/h |
電動キックボード 公道仕様 E-KON グランデ2.0 保安部品標準装備 350W 10A
E-KON グランデ PLUS 価格116,600円
出力500wのパワフルモーター坂道もラクラク
バッテリー脱着 | 不可 |
重量 | 22.5kg |
耐荷重 | 約120kg |
航続距離 | 約50km |
ブレーキ | 前後ハンドレバー式 ディスクブレーキ |
タイヤ | 前後サスペンション式 10インチ エアタイヤ |
最高速度 | 38km/h |
電動キックボード 公道仕様 E-KON グランデプラス 保安部品標準装備 500W20A
SWALLOW ZERO9 価格129,800円
クラス最高の定格出力600Wの高トルクモーターと624Whの大容量バッテリー
バッテリー脱着 | 不可 |
重量 | 19.6kg |
耐荷重 | 100kg |
航続距離 | 約40km |
ブレーキ | 前後ハンドレバー式 ディスクブレーキ |
タイヤ | 前後サスペンション付き 9インチ エアタイヤ |
最高速度 | 40km/h |
SWALLOW ZERO10X 価格279,000円
出力1000wで原付二種として登録可能なハイスペック電動キックボード、二段階右折不要。
バッテリー脱着 | 不可 |
重量 | 35kg |
耐荷重 | 120kg |
航続距離 | デュアルモード30km シングルモード60km |
ブレーキ | 前後ハンドレバー式 ディスクブレーキ |
タイヤ | 前後スプリング&油圧式 10インチ エアタイヤ |
最高速度 | 50km/h |
注意! モーター出力が600wを超える為、原付二種登録になります。
X-TRACK S1 価格110,000円
クラス最高の600w、コストパフォーマンスに優れたモデル
バッテリー脱着 | 不可 |
重量 | 21kg |
耐荷重 | 150kg |
航続距離 | 25~40km |
ブレーキ | 前後ハンドレバー式 ディスクブレーキ+ 電子ブレーキ |
タイヤ | フロントサスペンション付き 10インチ エアタイヤ |
最高速度 | 42km/h |
XTRACK-S1 600W 48V 10Ah【最高速度42km/h電動スクーター】【原付1種取得可能】 電動キックボード
Segway-Ninebot J-MAX 価格176,000円
・セグウェイ発の公道走行可能な電動キックスクーター
バッテリー脱着 | 不可 |
重量 | 約21,7kg |
耐荷重 | 100kg |
航続距離 | 65km |
ブレーキ | 前後ハンドレバー式 後輪ディスクブレーキ |
タイヤ | 10インチ エアタイヤ 自己修復機能付き |
最高速度 | 25km/h |
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