[徹底比較] コンビニ3社の自転車保険、デメリットは加入できない4つの補償

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コンビニで24時間365日いつでも簡単に加入できるようになった自転車保険

いつでも簡単に加入できる反面、本来であれば保険販売員からの説明が受けられる補償内容や補償範囲などを自分で調べないとならないデメリットもあります。

この記事はこんな人に読んでもらいたい

・コンビニと保険会社の自転車保険、補償内容に違いはあるの?

・コンビニで加入する方法は?

・保険料は保険会社で加入する場合よりも安いの?

今回は、コンビニ3社の自転車保険の補償内容や保険料の比較、本来の保険会社窓口で加入する場合との違いについて解説します。

義務化が進む自転車保険とは?加入する前に確認してほしいこと、すでに加入している可能性も。
自転車保険の義務化が進み、自転車を利用している人は「自転車保険に入らなきゃ」と思い、 ネット検索で ・おすすめ自転車保険 ・コンビニ自転車保険 ・自転車保険義務化 などと検索していませんか。 「ちょっとまってください」加入することはいいです...
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自転車保険とは

自転車保険とは、自転車自体に掛ける保険ではなく、自転車に乗る人に掛ける保険です。

たとえば、自転車を複数台所有していても、1つの自転車保険の契約をしていれば

どの自転車に乗っても保険は適応されます。

このことからたとえば、持っている自転車以外に譲り受けた自転車でも保険が適応されますし、加入する場所も購入した店舗以外でも自転車保険に加入することができます。

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自転車保険の補償内容や注意点

コンビニの自転車保険は、24時間365日簡単に加入することが出来ますが、デメリットとして保険内容や補償範囲などの説明を受ける事ができませんので、自分で保険内容などについて理解しておく必要があります。
この部分が大変重要な部分で、補償内容について正しく理解していなければ万が一事故を起こしてしまった時に
・受けられるはずの補償を受けられず損をした
・補償内容を誤って理解していたので、補償を受けられなかった

などの事態になりかねません。

また、自転車保険とは個人賠償責任保険障害保険がセットになった商品で、例えで言うとマクドナルドのバリューセットみたいなものです。

個人賠償責任保険

自転車事故や日常生活で他人にケガをさせてしまった場合や他人の物を壊してしまった場合などに適応される保険

障害保険

自転車事故や自転車事故以外の交通事故により自分がケガや後遺症になった場合に適応される保険

相手方への補償個人賠償責任
保険金
自転車事故や日常生活中に、
他人にケガを負わせたり他人の財物を壊したりした場合の補償
自分への補償入院保険金交通事故によるケガのため、入院した場合の補償
手術保険金交通事故によりケガの治療のため、
公的医療保険制度の給付対象である手術を受けた場合の補償
死亡・後遺症保険金交通事故によるケガのため、死亡・後遺症になった場合の補償

個人賠償責任保険の交通事故以外の日常生活中に起きた他人への損害に対しても補償してくれる補償は嬉しい補償ですよね、よく考えると他人の物を誤って壊してしまったことあります。

たとえば、「友人の物を借りて壊してしまった」なんてこと、こんな時に使えると助かります。

また、損害賠償保険も自転車事故以外の交通事故に関しても補償してもらえ、自転車保険と言っても日常で起こりうる損害や自分への補償に対しても受けられる部分は、自転車保険の大きなメリット言えるでしょう。

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自転車保険、コンビニ3社を比較

コンビニ3社(セブン、ローソン、ファミマ)の自転車保険には、補償内容や補償範囲にそれぞれ特徴がありますので解説していきます。

被保険者(給付を受けることができる人)対象範囲

被保険者の対象範囲は、各社プランによって選ぶことができます。

セブンイレブンとローソンは、3つのプランから選ぶことができますが、

ファミリーマートは本人型のみとなります。

各コンビニの自転車保険プラン

対象範囲セブンローソンファミマ
本人型本人のみありありあり
夫婦型本人・配偶者ありありなし
家族型本人・配偶者・親族ありありなし

個人賠償責任保険は、すべてのプランで本人、配偶者、同居の親族(注1)および別居の未婚の子(注2)が補償範囲になります。

上記のプランは、障害保険の補償範囲になります。

注1)「親族」とは、本人またはその配偶者の6親等内の血族および3親等内の姻族をいいます。

注2)「別居の未婚の子」とは、本人またはその配偶者と別居の未婚の子をいいます。

補償内容

  セブンイレブンローソン
お手軽プラン
ローソン
充実プラン
ファミリーマート
個人賠償責任保険個人賠償責任補償3億円無制限無制限3億円
障害保険入院保険金日額8000円1500円4000円4000円
手術保険金
入院時
8万円1500円4万円4万円
手術保険金
入院以外
4万円7500円2万円2万円
死亡・後遺障害1000万円100万円400万円100万円

年間保険料

 セブンイレブンローソン
お手軽プラン
ローソン
充実プラン
ファミリーマート
本人型3220円3320円5270円3420円
夫婦型3980円3840円7080円なし
家族型5890円4660円9910円なし
  • セブンイレブンの特徴

・障害補償が他のコンビニより手厚い

・nanacoで決済が可能

  • ローソンの特徴

・プランが2種類あり、必要に応じて選択できる。

  • ファミリーマートの特徴

・本人型のみでシンプル

各コンビニによって補償内容や保険金額が異なるため、比較検討した上で加入することをおすすめします。

また、保険期間は各コンビニも1年で保険料の支払いはクレジットカードでの支払いは出来ません。

現金のみの一時払いとなります。

コンビニ保険と言っても有名保険会社ばかりなので安心です。

セブンイレブン三井住友海上
ローソン東京海上日動
ファミリーマート損保ジャパン

現在、加入している保険を確認しましょう

個人賠償責任保険は、自動車保険や火災保険に特約として付加しているケースがあります。

今、自分が加入している保険の補償内容を確認して、どの範囲まで補償が必要なのか判断することをおすすめします。

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コンビニ自転車保険の申し込み方法

セブンイレブン(マルチコピー機)

出典:セブンイレブンhttps://www.sej.co.jp/services/insurance.html/

セブンイレブンの場合、事前にスマホやパソコンでセブンイレブン自転車保険申し込みサイトから申し込みを行いレジで保険料を支払い加入する方法と、店舗にあるマルチコピー機から申し込む2種類の方法があります。

詳しい申し込み手順はセブンイレブンWEBサイト

ローソン(Loppi)

出典:ローソンhttps://www.lawson.co.jp/service/hoken_s/hoken_bicycle/

ローソンは店舗にあるLoppi機で申し込みをし、レジにて保険料を支払い加入をします。

詳しい申し込み手順はローソンWEBサイト

ファミリーマート(Famiポート)

ファミリーマートもローソン同様に、Famiポートで申し込み手続きを行い、レジにて保険料を支払い加入します。

詳しい申し込み手順はファミマWEBサイト

各コンビニとも申し込み後、1週間ぐらいで自宅に保険会社から保険証券が届きます。

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コンビニ保険では、加入できない4つ補償

コンビニ自転車保険では、保険会社の一部の商品で付帯サービスとして同時に加入できる下記の補償がに加入することができません。

それは「弁護士費用」「盗難補償」「ロードサービス」「通院補償」です。

どれも出来たら加入しておきたい補償ではありませんか。

たとえば自転車事故というと、大きな事故を連想しないと思いますが、実は過去のは損害賠償が9000万円を超える事故や自転車に乗っていた人が死亡したり後遺症が残ったりする事故が多く発生しています、こんな時には弁護士さんにお願いして納得がいく示談交渉をしたいですよね。

また、事故で通院になった場合も、せっかく自転車保険に入っているのに通院治療は補償外ではちょっと不満ではないですか。

その他にも、事故でタイヤが変形したりブレーキが壊れたりして走行不能になった自転車をその場に置いて行くと盗難やいたずらされる可能もあるし、動かない自転車を引いて帰るのは大変ではありませんか、こんな時にロードサービスに加入していれば自宅や自転車店まで運んでもらえます

このように事故を起こした時に助かる補償ばかりです。

弁護士費用の大切さ

通常自転車保険で示談交渉サービスが付いている場合は、事故の際に保険会社が相手側と示談交渉をしてもらえますが、自分にまったく過失がない事故場合、言わいる「もらい事故」の場合は、法律上保険会社は相手と示談交渉することが出来ません。

「もらい事故」の判決内容に不服、「弁護士に委託したい」となった場合、その費用を出すか、出さないかは保険会社の判断となりますが、弁護士費用を出さずに済みます。

一度委託すると数十万円以上かかる弁護士費用、加入しておきたい補償です。

盗難保険、日本の犯罪ワースト1位、自転車盗難

実は日本で起こる犯罪で最も多い犯罪が自転車の盗難、警視庁の調べによると、令和元年度の自転車盗難認知件数は、全国で16万8,703件、 1日あたり462台が盗難被害にあっている計算です。

盗難保険は単に自転車を盗まれた時だけでなく、盗難された後で自転車が見つかったが破損していた場合なども修理代を補償してくれる盗難保険を一部の保険会社で取り扱っています。

自動車やバイクでは多くの人が加入する盗難に対する保険、自転車では車両金額が安い理由から加入率は低めですが、数万円以上する電動アシスト自転車などは「しょうがない」なんて言えないですよね。

また、中でも電動アシスト自転車のバッテリーの盗難は要注意。

月々数百円から加入できるので、もしもに備えてやっぱり加入しておきたい補償です。

[徹底比較]おすすめする電動アシスト自転車の盗難保険を解説
町でよく見かける電動アシスト自転車、その販売台数は年々増え続けています。 電動アシスト自転車の販売台数が増えるにつれ、盗難件数も増加傾向にあります。 警視庁の調べによると平成29年の盗難件数は約20万件あり、その内の検挙できた件数はおよそ1...

ロードサービス 故障して走行不能になった時!

出かけた先で自転車の故障などが原因で走行できなくなった場合や、事故を起こした際に走行不能のなった自転車を家や自転車店など指定した場所まで運んでくれるサービス。

たとえば事故を起こした際に、自分は軽傷だけど自転車が転倒した時に「タイヤが曲がってしまった」「ブレーキが壊れてしまった」など走行不能の場合、その場に置いて行くのも盗難されそうだし、家や目的地まで引いて帰るのは大変ですよね、こんな時にロードサービスは助かります。

また、バッテリーが切れてしまった時もサービスを受けることが出来ます。

JAFは対応してくれる?自転車ロードサービスおすすめ3社を比較 [人は同乗できるの?]
ロードサービス単体でも加入できるプランも紹介。ロードサービス使用の実態からおすすめプランまで、人気3社を比較。自転車のロードサービスは必要?加入費用はどれくらい?などの悩みを解決する情報を解説しています。

通院補償 ケガをした時に使う頻度が一番高い

事故が原因で通院になった場合に支払われる補償ですが、保険会社によっては自転車事故以外も日常生活のケガについても補償する場合がありますので、そんな場合も補償してもらうことが出来ます。

これは意外な盲点で、通院補償が付いていない自転車保険が大半です。

せっかく自転車保険に加入しているのに、一番使うであろう通院補償が使えないのは「何の為の保険」と思いたくなりますよね。

ではこの補償、どうしたら加入することが出来る?

これら4つの補償に加入したい場合は、コンビニからの手続きでは加入することができませんが、スマホやパソコンなどでネット申し込みなら加入することができます。

ネット申し込みもコンビニ同様、24時間加入手続きをすることが可能なので下記で紹介している各保険会社の申し込みサイトにアクセスしてみてください。

クロスバイク盗難防止、4つの対策とおすすめグッズの紹介。
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ネット申し込み出来る保険会社3社の補償内容を比較

ネット申し込みをする際、保険金額や補償内容が気になりますよね。

ここではコンビニ自転車保険を扱っている保険会社3社の補償内容を表にしてみました。

それぞれを比較して、検討してみてください。

三井住友海上保険

出典:三井住友海上

三井住友海上はセブンイレブンの自転車保険を取り扱う保険会社で、コンビニでは加入できない4つ補償のうち「通院補償」に加入することが出来ます。また、代理店での加入手続きでは「弁護士費用」にも加入することが出来ます。

自転車保険はネットde保険@さいくるという保険で、示談交渉サービス付きです。

プラン
保険料
(一時払)
日常生活賠償保険金額死亡・後遺障害保険金額(*1)手術保険金入院保険金日額通院保険金日額
Aコース6,150円3億円500万円3万円または6万円6,000円/日1,000円/日
Bコース4,070円3億円500万円3万円または6万円6,000円/日
Cコース3,090円3億円290万円2万円または4万円4,000円/日
*1(後遺障害等級第1~7級限定)

東京海上保険

出典:東京海上

東京海上保険はローソンの自転車保険を取り扱う保険会社で、コンビニでは加入できない4つ補償のうち「通院補償」に加入することが出来ます。また、代理店での加入手続きでは「弁護士費用」にも加入することが出来ます。

プラン
保険料
(一時払本人型)
日常生活賠償保険金額死亡・後遺障害保険金額手術保険金入院保険金日額通院保険金日額
Aプラン5,230円1億円300万円3万円(入院中)3,000円/日1,000円/日
Bプラン3,600円1億円200万円2万円(入院中)2,000円/日
Cプラン2,650円1億円100万円

損保ジャパン

出典:損保ジャパン

損保ジャパンはファミリーマートの自転車保険を取り扱う保険会社で自転車保険は2種類、手厚い補償の「ugoku」とプランで選べる「サイクル安心保険」があります。「ugoku」はコンビニでは加入できない4つ補償のうち「ロードサービス」と「弁護士費用」に加入することが出来ます。

また、事故や故障の際、自宅や目的地まで向かう費用や宿泊代を補償してくれる「宿泊・移動費用特約」に加入することも出来ます。また、「サイクル安心保険」は示談交渉サービスが付いています。

「ugoku」

保険料
(月払い)
個人賠償責任特約人身傷害交通乗用具事故保険ロードアシスタンス宿泊・移動費用弁護士費用
2,650円無制限(国内)3000万円5万円限度宿泊費用1万円
移動費用2万円
被害事故弁護士費用300万円
被害事故法律相談・書類作成費用 10万円

人身傷害交通乗用具事故保険とは、被保険者が自動車を運転している以外の乗り物に乗っている時、歩行中の自動車との事故などにより、ケガをした時の支払われる治療費です。

出典:損保ジャパン

また、補償内容は上記のとうりで、1事故につき3000万円まで支払われます。

「サイクル安心保険」

プラン
保険料
(一時払本人型)
日常生活賠償保険金額死亡・後遺障害保険金額手術保険金入院保険金外来手術
Bプラン2,690円1億円1,000万円3,000円/日
Dプラン2,030円3億円50万円
Eプラン4,290円3億円500万円6万円(入院中)6,000円/日3万円

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まとめ

コンビニで加入できる自転車保険は24時間身近にあるコンビニで簡単に加入することができますが、自転車保険の基本的な補償のみ加入することができ紹介した4つの補償、「弁護士費用」「盗難補償」「ロードサービス」「通院補償」に加入することが出来ません。

保険は「御守り代わり」に加入するのでは良いのですが、事故を起こした際に「しっかりと補償されたい」「せっかく加入するのであれば、自分にあった内容で加入したい」「保険内容を理解して安心して自転車に乗りたい」などと思うのであれば、4つの補償を検討しネットからの申し込みをおすすめします。もちろん、保険代理店からの申し込みでも同様の申し込みが出来ます。

どんな保険もせっかく加入しているのに、「内容を理解していない」「保険に入っていることをわすれている」などで、もらえる保険料も請求せずにもらっていないことがたくさんあります。

たとえば「火災保険」、名前に「火災」と付くので火災だけと思うかもしれませんが、「台風で家の屋根が破損した」「水道が凍結して壁が壊れた」などの場合も補償範囲です。

自転車保険も同様にしっかりと内容を理解して、自分にあった保険に加入することをおすすめします。

解説が上手くなく理解しにくに部分が沢山ある中、最後までお付き合いしていただきまして、ありがとうございます。

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