よくクロスバイクの空気圧はどれくらい?という質問を目にしますが、ちょっと違います。
クロスバイクをはじめとする自転車の空気圧は自転車ではなく、タイヤによって空気圧が違います。
タイヤは使用目的によって、大きさや太さ、タイヤのパターンなどが変わるのでタイヤごとに空気圧が決められています。
そして、空気圧はタイヤ規定範囲以内で乗る人にあった空気圧にすることが大切です。
空気圧はメンテナンスの基本
空気圧の測定、管理することはメンテナンスの基本です。
まずはクロスバイクの場合は2~3週間に1度くらい空気圧をチェックすることをおすすめします。
きちんと空気圧を調整することで
✔「乗り心地がよくなったり」
✔「パンクしなくなったり」
いままで適当に入れていた空気を、きちんと適正空気圧を入れることで快適に走行できるようになります。
クロスバイクにとってタイヤの空気圧は走りを左右する大切なメンテナンスです。
定期的にチェックしていると、空気圧の変化で走りが変わるのを感じることができますよ
空気圧管理は電動ポンプがおすすめ。
・デジタルで見やすい
・コンパクトで持ち運べる
・誰でも簡単、ボタン1つで完了
フロアポンプを家から持ち出し空気を入れて、また戻す。
これ以外と面倒だし時間がかかる。
電動ポンプなら家から持ち出し空気を入れて、そのまま持って出かける。
また、空気入れもボダンを押すだけ、自動で停止するから時短にも。
電動ポンプ、めちゃくちゃ楽でおすすめです。
実は空気圧で走行性も、全然変わるです!
空気圧を変えることで何が変わるの?
✔「タイヤのグリップ力」
✔「ペダルが軽く、スピードが乗る」
✔「STOP&GOが楽になる」
✔「段差が気にならなくなった」
空気圧のを変えることにより走りが変わってきます。
このちょっとした違いがこまめに空気圧をチェックしていると凄く気になります。
それほど空気圧はクロスバイクの走りに影響してきます。
タイヤの側面に表示されている空気圧の見方
タイヤの側面を見る
適正空気圧は、必ずタイヤ側面に表示されてます。
空気圧は数字の後ろに「bar」「psi」「kia」と表示がある数字がそう。
タイヤには他にも、タイヤサイズを表す数字なども表記されていますので気を付けましょう。
例えばこんな感じに、これは最高空気圧を表記されたタイヤ。
空気圧の表記には
・「いくつ~いくつ」と範囲を表記している場合と
・「いくつまで」と最高空気圧(MAX)を表記している
この2つがあります。
最高空気圧(MAX)をのみ表記されている場合の最低空気圧は最高空気圧の約80%くらいと思えばいいでしょう。
空気圧の単位
自転車の空気圧には3つ「bar」「psi」「kia」の単位があります。
上の写真は3つの単位が表示されているタイヤです。
どの単位で表記されているかはタイヤによって違います。
それぞれの空気圧を表にしてみました。
bar | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
psi | 15 | 29 | 44 | 58 | 73 | 87 | 102 | 116 | 131 | 145 |
kpa | 0.99 | 1.97 | 2.96 | 3.95 | 4.94 | 5.92 | 6.91 | 7.90 | 8.88 | 9.87 |
タイヤの空気圧表示は複数の単位で表示されていることがありますが、これは同じ空気圧を異なる単位で表示しているだけなので、どれか1つの単位で計測すればOKです。
空気圧計も複数の単位が表記されている場合がありますが、計測しやすい単位をみれば良いとおもいます。
適正空気圧とは?
じゃあ、適正空気圧ってどう決めればいいの?
体重によって空気圧を変えるという考え方
何キロから「重い」とか「軽い」という決まりはありませんが、一般的には60kgぐらいを境に判定しているようです。
🔵体重によってタイヤの凹み具合が変わりますので、乗り心地も変わってきます。
⭕「これくらいがいい」という空気圧も当然変わってきます。
体重が重い人は高めに
やはり体重が重い人は、それなりに空気圧を高めにする必要があります。
空気圧を上げないと、体重によるタイヤの凹み具合や段差でのタイヤの変形が大きくなるのでパンクのリスクが上がります。
また、タイヤの抵抗が大きくなりスピードが乗りません。
少し空気圧を高くしてタイヤの負担を減らしましょう。
体重が軽い人は低めに
軽い体重の人は低めに設定しないと、タイヤの振動がハンドルやサドルにダイレクトに伝わり乗り心地が悪く、タイヤのグリップ力の低下で滑りやすくなる原因にもなります。
どちらの体重の人も、まずは乗り比べてみるといいですよ。
空気圧が高めだと、どうなる?
1️⃣路面の振動がダイレクトに伝わって乗り心地が悪い
2️⃣タイヤが跳ねやすくグリップ力が落ちる
3️⃣タイヤの抵抗が減りペダルが軽くなる
4️⃣空気圧が低下しやすい
空気圧が低めだと、どうなる?
1️⃣乗り心地がいい
2️⃣段差があまり気にならない
3️⃣パンクのリスクが上がる
4️⃣スピードが乗らない
5️⃣グリップ力が上がる
自分にあった空気圧を
タイヤの空気圧は「環境」「体重」「好み」などによって人それぞれ違います。
なので「ちょうどいい」空気圧を適正範囲以内で、何度も調整して見つけるということです。
自分好みの空気圧を見つけてみましょう。
ちなみに、私はフロントは低め、リアは高めに調整しています。
これは、フロントは手やスマホへの振動、グリップ力アップの目的で。
リアはフロントのマイナス分を補う目的で、リアが滑ってもフロントが滑るのは怖いという心境もあります。
管理はどうすればいいの?
どれくらいの頻度でみればいいの?
クロスバイクでは使用頻度にもよりますが、2~3週間に1度ぐらいの点検がベストです。
人によっては、週に一度見ている人もいます。
通勤で使用している私の場合は、2週間経つと最低空気圧まで下がっている時もあります。
調整方法は?
まずは適正範囲のセンターに空気を入れてください。
乗り心地やハンドルの感触などを確認して、空気圧を下げたり上げたりして、自分好みの空気圧を探しましょう。
<<< ポンプ撰びの注意点 >>>
フロアポンプは「ゲージ付きか」「自転車用か」「高圧空気入れか」「対応するバルブ形状か」の注意が必要です。
よく聞く間違いが「自動車用やバイク用」との間違い、「自動車用やバイク用」は対応空気圧が低い場合がありますので気を付けましょう。
必ず自転車用かを確認しましょう。
まとめ
・タイヤの空気圧は自転車ではなくタイヤで決まるということ。
・適正空気圧は乗る人の環境、体重、好みで人それぞれ違うということ
・こまめな空気圧チェックは自転車メンテナンスの基本
定期的にチェックしていると乗り心地の変化を感じ取れるようになると思います。
自分好みの空気圧を見つけ快適なクロスバイクを楽しんでください。
コメント